百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

小暑 七夕 風雅

2012年07月07日 | 百伝。
そろそろ夏休みが近づく時季の学生時代・・最も大きな問題が「夏休みをどのように過ごすか?」でした。

百島へ、いつ帰省するのか?

アルバイトを、どこでするのか?

大学生になった息子が、夏休みに、愛車で百島へ行きたいと言っています。

東京の首都高速道をぐるぐると走り廻らせた時に、運転しながら、息子は面白いことを言っていました。

「こういう大都会の真ん中を走るのも気持ちがいいけど、百島のような・・普通に行けないような所へ無性に行きたくなる」

勝手に行けばよいのですが、車高を低くしてマフラーを改造したヤカマシイ車で、金髪に、金のネックレス、ピアスの息子を、百島に行かせたくないのは、百島生まれの親の心情です。

それこそ、百島の言葉で表現すると「風(ふぅ)が悪(わ)りぃ」。

「孫でも、そんな恰好で戻って来るな」と、母が言いだしそうです。

小生が学生の頃、夏休みの間、福田桟橋で、かき氷やアイスクリームを売ろうかとアルバイト計画を立てましたが、「そんなことをしたら、風が悪りぃ」と叱られた記憶があります。

百島の人ならば、「風が悪りぃ・・ことをするな」と教えられて育ってきたはずです。

でも、百島を離れて、今思うのは「風がわりぃ」は、「悪い」のではなくて、「変わり」ならばいいのではないかと思うのです。

「風変わりのよい人材」を多く受け入れる多様性が、豊かな社会生活には必要なのです。

百島だけではなくて、時代の風も変わっているのです。

「風変わり」が、「風雅よいこと」になる時代であり、活気のある美徳な時代なるのかもしれません。

七夕に想う風雅な夜です。