百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

京から帰福

2012年07月20日 | 百伝。
新しい同級生とも出会えました。

教室の席は、前から埋まっていきます。

向学心満々の方、舌鋒鋭い方が多かったです。

生活困難は、自己責任だろうか?

この国の在り方は、このままでいいのだろうか?

あらゆる年金を廃止して、すべての国民の老後や病後には、万が一の生活保護受給に一本化?

将来の日本の社会福祉に関わる人材は、頼もしく映りました。

帰り途、バスに乗って京都駅まで。

四条河原町で、バスの窓から、The body shop(ボディ・ショップ)のお店を見つけました。



懐かしい・・。

このお店、英国のブライトンで細々とオープンした小さなお店が、始まりだったのす。

それが、今や世界中に進出しています。

「企業には世界をよくする力がある」が理念であり、モットー。

そんなに大きくならなくてもいいのに、地域に密着した小さなお店でよかったのに。

百島のような場所に、出店して欲しかったな。

日本の社会福祉の姿を学ぶと、そんな風に考えてしまいます。

昨日の京都は、祇園山鉾巡行、神幸祭・・どこからも囃子が聞こえてきました。



平安時代から続く疫病・災厄の除去を祈る日本最大の祇園祭・・同じ蘇民将来の子孫なのに、一方で、地域から数多い無病息災を祈る祭りが消えてゆきます。

超高齢少子化社会・・都会の孤立死の増大、老老介護の増大。地方の過疎増大。限界集落の増大。

大学を出たての若者にさえ就職先がない。

生活保護受給者の増大。

老人になるということは・・誰だってです。

元気がよくても認知症になって徘徊する終末人生になるということ。

意識はしっかりしているのに寝たっきりの終末人生になるということ。

誰だって、親の介護は、家族でしたいもの。

それを施設に委ねていかねばならない社会は、正しいのかな?

どこで、生きたい?

どこで、死にたい?

貧困は、自己責任なのかな?

日本の経済を重視した政策結果の社会の歪みなのでは?

夜、京都タワーの隅に映る自分の影絵を観ながら、そんなこと考えていました。



いつものように、朗らかに、元気よく、明るく、強い気持ちで!

たまには、時々、暗くてもいいのでは?・・そんな面持ちで、帰福の途に着きました。感謝