ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

アロハ!

2017年08月07日 | 千伝。
福井で暮らし始めた頃、ご近所には楽しい御仁が居られました。

いつも、ハワイのアロハ・シャツを着て、ゆるりゆらりと自転車を漕いで、駅前の商店街にあるご自分のお店へ通勤。

「よっ!」と片手を挙げて、いつも挨拶をしてくれる陽気なアロハおじさんでした。

人を楽しくさせてくれる、面白い深い含蓄もある、踊り上手なアロハおじさんでした。

もう亡くなって、何年になるかなぁ・・。

「福井の花火も、福井の桜も、日本一だ」と常々言っていた福井のアロハおじさん。

「県内でさえ、福井花火よりも、三国や敦賀の海中花火の方が、スケールも大きいのに」と思っていました。

その福井の花火大会が、先週末行われました。



その日、あのアロハおじさんの奥様のお通夜が執り行われることに。

勿論、参列させていただきました。

帰宅後、少し花火を鑑賞しながら散歩。





花火は、これぐらいの規模が、いちばん好いかもしれません。

・・あの世へ、みんな必ず逝くんだよね。



福井の花火は日本一・・確かにそうかもしれません。

そう、福井の桜並木も日本一です。

福井ファーストです。



天国で、蝶が舞うような踊りをしながら、アロハのおじさんは大好きな奥様と久しぶりに会えて喜んでいるはず。

合掌。

・・アロハ!