早朝、琵琶湖湖畔まで出かけて参りました。
高島市にある白髭神社の湖畔に立つ赤い鳥居。
多くの外国人観光客の方が、わざわざ早朝から、鳥居のバッグに浮かぶ陽が昇る光景の写真を撮っていました。
広島県の福山ナンバーの車に乗った年金受給者のような年齢の方も、写真を撮られていました。
この鳥居、実際は、百島の対岸の道越(浦崎)にある鳥居よりも、小さいかもしれません。
それでも、琵琶湖に佇む赤い鳥居として、インスタ映えするのでしょう・・・人気スポットです。
さて、平成の時代も、あと1ケ月余りを残すことになりました。
平成が始まった頃、時の首相は、島根県選出の竹下登氏。
初めて、税制上消費税3%を初めて導入し、「ふるさと創生」を旗印に掲げ、各自治体に1億円を配ったものです。
今や、その消費税の使い途は、社会福祉保障費とか、国防、防災・・・矛盾だらけです。
政治家や官僚、公務員は、国民を豊かな生活にするのが、いちばんの使命ではありませんか?
国民生活の豊かさよりも、国家の権威や政治家、公務員の豊かさを優先してはなりません。
かつての昭和の時代、東京から地方へ転勤、移住することを、やたらに「都落ち」という言葉が使われていました。
いつのまにやら、「都落ち」という言葉が、差別的表現として使われなくなりました。
そうではなく、「都落ち」という地方へ移住できるほど、都市生活者に経済的な余裕が無くなったのでしょう。
以前、亡くなった叔父が、百島の波止場を「年金波止場」と表現していました。
年金者が、波止場を潤し、屯していたからでしょう。
地方では、その年金者受給者でさえ、少なくなる一方です。
都会では、生活維持のためにダブル・ワークという掛け持ちの仕事、労働者が増え続けているとのこと。
都市部での高齢者年金生活者の最低生活維持の限度も困窮度も増すばかりです。
今こそ、政府は、新たなる「ふるさと創生」の概念、基盤作り、都会の年金生活者への一助として、「地方移住」を促進すればよいのにと考えます。
かつての日本は、源平の戦い以降、全国に散らばった平家の落人が、日本の地方創生の基盤作りに大きく関与、地方の発展となりました。
これからの「日本のふるさと創生」、地方の救世主は、年金落武者だと考えます。
年金落武者と呼び名が拙いのならば、もしくは、シニア十字軍、年金サムライ隊は、如何でしょう。
・・・今日は、春分の日。