十八歳、上京。
東京生活を始めた頃、エスカレーターの手すり、電車の吊革、ドアのノブ、公衆電話の受話器を触るのが嫌だという潔癖症の人と知り合いました。
瀬戸内海の百島育ちの18歳の僕にとっては、かなりのカルチャーショックとなる出来事でした。
見知らぬ誰が触ったかもしれないものに触れるのは、バイ菌満載不潔に映るのでしょう。
憧れていた東京、大都会では、こういう人間が多いのかな? 生きていくのが息苦しいのでは?
そのような印象を持ったものです。
百島の井戸水を飲み、脱糞を肥にした畑から生まれた野菜を食べて育った僕にすれば、東京の水は不味くても、そういう感染に対する不安、神経質なものに対しては、無頓着、不可解でした。
そんな事を思い出しながら、はや令和初の節分「鬼は外、福は内」となりました。
世界のトップニュースは、新型コロナウィルス肺炎の感染問題、英国のEUからの 離脱問題。
世界中の人間が一致団結出来るのは、例えば宇宙からの地球侵略のような人類共通の敵が現れた時だと、かつて歴史学者が語っていました。
ウィルス感染防止の非常事態の対策になると、地球規模の共通課題となります。
それにしても、米国、英国、豪国の非常事態対策に感心しました。
米国は、貨物機に座席シートを準備して中国武漢まで飛ばして自国民を避難、そして空軍基地に全員を隔離、豪国はクリスマス島に2週間全員隔離。
英国は、EU 離脱日の1月31日直前に感染者確認を発表するしたたかさ。
中国内情に詳しい北朝鮮が、国家存亡非常事態を宣言したのが気になります。
今回の新型コロナウィルス肺炎感染が、もしも先進国から赤道直下の後進国まで猛威を震うならば、世界は大恐慌となるかもしれません。
英国人から教わったエピソードがあります。
お世話になったイングランド人、郊外の田園地帯に行けば、「農業の匂い(アグリカルチャ・スメル)だよ」と、大きく呼吸するのです。
牛や馬の脱糞の臭い野性のニオイしかしないのに、これは健康によいから、沢山の空気を吸って吐きなさいとのこと。
東京からロンドンへ引っ越して、気がつけば、暮らしの中で、鼻の中が真っ黒な日常生活に嫌気がさしていたのは事実ですが、脱糞のニオイを嗅いで深呼吸するとは、これも、かなり大きなカルチャーショックでした。
もうひとつは、スコットランド人の老夫婦からの何気ない言葉。
英国のドライブ地図には、眺めの美しいビューボイントが記載されています。
スコットランドのハイランド地域をドライブ中に立ち寄った牛糞が漂うビューボイントで、出会った老夫婦。
真っ赤なベンツ車を止めて、レジャーシートの上でサンドイッチを食べていました。
「愛犬と暮らしているからね。エジンバラのような街中で暮らすのは無理だね。人間も犬も猫も、ペットとして生きるのは嫌だろう。ここに来て美しい風景を見て、ニオイを感じて、呼吸するのが生きている証を味わえる」
英国人はマスクを好みません。
熱湯による煮沸消毒が一番有効だと考えているような国柄でした。
あれから30年、脳ミソがスポンジ状態になる英国発生の狂牛病となるウィルスは撲滅されてなく、今尚も不安もあります。
ただし、日本では、当時の英国滞在者に対して、赤十字社は輸血お断りの明示をしていますが、明示しているだけです。
狂牛病のウィルスも、またどこかで進化して現れるかもしれません。
介護の医療現場を知り得て理解できたのですが、命が尽きる数日前には、冷たい死臭という何とも言えないニオイがします。
病院は、病人を治療する場であり、様々なウィルスが棲息しているのは当たり前なのですが、医療従事者が感染予防だけでなく、知らないうちに免疫力が備わっているのも事実だと思います。
それはともかくとして、医療現場は、ストレスが多いせいか、よく食べるのでしょう、太った肥満の方が多いです。
ウィルスの最大の敵は、温度差のある他のウィルスかもしれません。
アグリカルチャ・スメルを深呼吸する健康方法は、正しいのかもしれません。
要は、健康で元気な動物の暖かいオナラも便臭のニオイも物質であり、疫病に対して免疫効果があるのは確かな要素です。
昔、とある天麩羅屋さんでの外国人との会食後、一人を除いて、僕を含めた全員が生牡蠣を食べてノロウィルスにあたりました。
インドネシアのジャングル育ちの若者だけが、免疫力があるのか平然としていた事がありました。
先進国の豊かな都市生活になるほどに、清潔感という無臭生活、心地よい香りが求められます。
そういう生活レベルになると、クサイものには蓋、免疫力が乏しくなる心理状態になるかもしれません。
鼻や口を覆うマスクよりも、手洗い、うがいが大事です。
ストレッチという身心の柔軟性も大事な感染予防です。
このままならば、世界経済は大恐慌時代、その逼迫感が全くないように思える日本の政治指針。
転職することさえ怖くて出来ない日本の政治家の保身姿勢。
国会での居眠り、せせら笑い、野次を飛ばすよりも、世界の潮流を読んで欲しいものです。
海洋国家日本は、非常事態に備えて緊急に、避難用の大型船を用意した方がよいかもしれません。
「海と畑があれば、生きていける」・・・古からの先人の言葉です。
今朝のラジオを聴いていると、「人間が、高等生物、下等生物を区分しているのは変な話で、何を基準に区分しているのか? 分からない」と、どなたかが話していました。
幸せになるための仕事や労働が、不幸せになる要因になりつつある世界の貧富格差の広がり。
人間一人一人も、宇宙から眺めたら、ウィルスのようなもの。
地球自体が、ウィルスの棲み家なのでしょう。
パラサイトかな?
今月は、映画2本は観たいもの。
隣国の韓国映画「パラサイト 半地下家族」
英国映画「Sorry we missed you 邦題: 家族を思うとき」
東京生活を始めた頃、エスカレーターの手すり、電車の吊革、ドアのノブ、公衆電話の受話器を触るのが嫌だという潔癖症の人と知り合いました。
瀬戸内海の百島育ちの18歳の僕にとっては、かなりのカルチャーショックとなる出来事でした。
見知らぬ誰が触ったかもしれないものに触れるのは、バイ菌満載不潔に映るのでしょう。
憧れていた東京、大都会では、こういう人間が多いのかな? 生きていくのが息苦しいのでは?
そのような印象を持ったものです。
百島の井戸水を飲み、脱糞を肥にした畑から生まれた野菜を食べて育った僕にすれば、東京の水は不味くても、そういう感染に対する不安、神経質なものに対しては、無頓着、不可解でした。
そんな事を思い出しながら、はや令和初の節分「鬼は外、福は内」となりました。
世界のトップニュースは、新型コロナウィルス肺炎の感染問題、英国のEUからの 離脱問題。
世界中の人間が一致団結出来るのは、例えば宇宙からの地球侵略のような人類共通の敵が現れた時だと、かつて歴史学者が語っていました。
ウィルス感染防止の非常事態の対策になると、地球規模の共通課題となります。
それにしても、米国、英国、豪国の非常事態対策に感心しました。
米国は、貨物機に座席シートを準備して中国武漢まで飛ばして自国民を避難、そして空軍基地に全員を隔離、豪国はクリスマス島に2週間全員隔離。
英国は、EU 離脱日の1月31日直前に感染者確認を発表するしたたかさ。
中国内情に詳しい北朝鮮が、国家存亡非常事態を宣言したのが気になります。
今回の新型コロナウィルス肺炎感染が、もしも先進国から赤道直下の後進国まで猛威を震うならば、世界は大恐慌となるかもしれません。
英国人から教わったエピソードがあります。
お世話になったイングランド人、郊外の田園地帯に行けば、「農業の匂い(アグリカルチャ・スメル)だよ」と、大きく呼吸するのです。
牛や馬の脱糞の臭い野性のニオイしかしないのに、これは健康によいから、沢山の空気を吸って吐きなさいとのこと。
東京からロンドンへ引っ越して、気がつけば、暮らしの中で、鼻の中が真っ黒な日常生活に嫌気がさしていたのは事実ですが、脱糞のニオイを嗅いで深呼吸するとは、これも、かなり大きなカルチャーショックでした。
もうひとつは、スコットランド人の老夫婦からの何気ない言葉。
英国のドライブ地図には、眺めの美しいビューボイントが記載されています。
スコットランドのハイランド地域をドライブ中に立ち寄った牛糞が漂うビューボイントで、出会った老夫婦。
真っ赤なベンツ車を止めて、レジャーシートの上でサンドイッチを食べていました。
「愛犬と暮らしているからね。エジンバラのような街中で暮らすのは無理だね。人間も犬も猫も、ペットとして生きるのは嫌だろう。ここに来て美しい風景を見て、ニオイを感じて、呼吸するのが生きている証を味わえる」
英国人はマスクを好みません。
熱湯による煮沸消毒が一番有効だと考えているような国柄でした。
あれから30年、脳ミソがスポンジ状態になる英国発生の狂牛病となるウィルスは撲滅されてなく、今尚も不安もあります。
ただし、日本では、当時の英国滞在者に対して、赤十字社は輸血お断りの明示をしていますが、明示しているだけです。
狂牛病のウィルスも、またどこかで進化して現れるかもしれません。
介護の医療現場を知り得て理解できたのですが、命が尽きる数日前には、冷たい死臭という何とも言えないニオイがします。
病院は、病人を治療する場であり、様々なウィルスが棲息しているのは当たり前なのですが、医療従事者が感染予防だけでなく、知らないうちに免疫力が備わっているのも事実だと思います。
それはともかくとして、医療現場は、ストレスが多いせいか、よく食べるのでしょう、太った肥満の方が多いです。
ウィルスの最大の敵は、温度差のある他のウィルスかもしれません。
アグリカルチャ・スメルを深呼吸する健康方法は、正しいのかもしれません。
要は、健康で元気な動物の暖かいオナラも便臭のニオイも物質であり、疫病に対して免疫効果があるのは確かな要素です。
昔、とある天麩羅屋さんでの外国人との会食後、一人を除いて、僕を含めた全員が生牡蠣を食べてノロウィルスにあたりました。
インドネシアのジャングル育ちの若者だけが、免疫力があるのか平然としていた事がありました。
先進国の豊かな都市生活になるほどに、清潔感という無臭生活、心地よい香りが求められます。
そういう生活レベルになると、クサイものには蓋、免疫力が乏しくなる心理状態になるかもしれません。
鼻や口を覆うマスクよりも、手洗い、うがいが大事です。
ストレッチという身心の柔軟性も大事な感染予防です。
このままならば、世界経済は大恐慌時代、その逼迫感が全くないように思える日本の政治指針。
転職することさえ怖くて出来ない日本の政治家の保身姿勢。
国会での居眠り、せせら笑い、野次を飛ばすよりも、世界の潮流を読んで欲しいものです。
海洋国家日本は、非常事態に備えて緊急に、避難用の大型船を用意した方がよいかもしれません。
「海と畑があれば、生きていける」・・・古からの先人の言葉です。
今朝のラジオを聴いていると、「人間が、高等生物、下等生物を区分しているのは変な話で、何を基準に区分しているのか? 分からない」と、どなたかが話していました。
幸せになるための仕事や労働が、不幸せになる要因になりつつある世界の貧富格差の広がり。
人間一人一人も、宇宙から眺めたら、ウィルスのようなもの。
地球自体が、ウィルスの棲み家なのでしょう。
パラサイトかな?
今月は、映画2本は観たいもの。
隣国の韓国映画「パラサイト 半地下家族」
英国映画「Sorry we missed you 邦題: 家族を思うとき」