ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

アインシュタインの重力。

2020年12月12日 | 千伝。
「千年後の百人一首」を読んだ。



最果タヒさんという現代詩人、マジシャンのような言葉を紡ぐ。

作品として千年後の今も残る百人一首は深いと言う・・・とりわけ恋和歌に関して。

60歳過ぎても、延々と恋の詩、恋愛歌詞を書ける、書き続けるサザンの桑田佳祐さん、AKB やら⚪⚪坂グループの秋元康さん・・・30代半ばの最果タヒさんは、共感するのかな?

誰からも「好きです」と言われない人、自体が存在すると言う。

誰からも「君が大事」と言われない人、自体が存在すると言う。

時の流れは見えないけど、河の流れは見えると言う。

星を殺せないけど、人は死ぬ。

タヒは、死という文字に似ている。

最果てにあるのは、見上げても手が届かない世界。

目線を下ろすと、石碑があった。

日本近代奇術の祖と言われる「松旭斎天一の生誕地」という石碑。



最果タヒさんに感謝。

楽しいマジックのような読書時間でした。

さきほど、NHK テレビの72時間を観た。

今回は「しまなみ海道 サイクリング」だった。

車でしか走っていない「しまなみ海道」、自転車で走ってみたくなった。

アインシュタインの名言を思い出した。

「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない」

重力のせいで、時の流れも時間も人生も、自転車も倒れるのかな?

上り坂は、上を向いて歩こう。

下り坂は、明るく陽気に。