日本が、千島列島の北方領土の四島返還を要望した際、ロシアのプーチン大統領は、当時の安倍首相に「返還後、日本の同盟国アメリカが国後島に核武装した軍事基地をつくる可能性」を示唆しました。
学生時代に学んだ亜大教授の倉前盛通先生(悪の論理 地政学著)の授業を思い出します。
安全保障とは、「領土保全と拡張というパワーバランス」
今のウクライナ情勢下で、安倍元首相は「核の共用」を政策意見として持ち出しました。
首脳対談を数多くこなした安倍さん、プーチンにモノを言える人物だと考えていただけに、拍子抜けです。
政治家としての器量、冥利は、危機対策への対応でしょう。
現状打破できる交渉仲介役の人物として、国際世論からも安倍さんの名前が出ない理由が分かりました。
ドイツのメルケル前首相(東ドイツ社会主義国出身)の人生体験を、再びロシアに世界に訴えて欲しい。
すでに、国際社会からロシアのプーチン政権が孤立しているのは、明白です。
ウクライナを軍事掌握したとしても、ロシアの弱体化、プーチン政権は揺らいでいます。
戦争を引き起こす理由は国益ではなく、「生き残りたい」という権力者の自己中心の保身です。
米国、英国、EU は、後方からウクライナを最大限の支援を表明しています。
NATO 同盟国側は、ウクライナへの軍事介入はしないという判断・・第3次世界大戦勃発を避ける為というのが、大前提です。
EU を脱退した英国、大西洋の向こう側の大国の米国は、ロシアの弱体化を見届けて動くはずです。
第2次世界大戦で勝利した英国、米国の最大の要因は、ナチスドイツの解読不能と言われた暗号機「エニグマ」を早い時期に解読した事を国家機密にして、ドイツ側に最後までさとれないように軍事行動したと伝え聞いています。
つまり、ある程度意図的にドイツからの攻撃を受け自国民に被害があっても容認していたという国家機密です。
身を切らして骨を斬つ軍事作戦なのでしょう。
太平洋戦争においても、日本に対して米国は、同じ手段を使ったようです。
戦争の犠牲者は、権力とは無縁の一般市民です。
今は、世界中の武器商人、武器メーカーが潤っているはずです。
殺傷力、破壊力を高めるのを意図した悪魔のような武器を製造して売るのも人間です。
さらば武器よ、もしくは武器を手にせよ、どちらか?
ロシアのモスクワに乗り込んで、プーチンを仲介説得する人物はいないのか?
安倍さんが乗り込むと期待していたけど、残念です。
暗号資産(仮想通貨)による取引が、これからの世界経済に影響を及ぼすとか?
戦争は、仮想世界の中に封じ込めましょう。
世界に平和を❗
お金に賞味期限を❗