ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

縄文人のメッセージ。

2022年10月28日 | 日本の百々巡り。

福井県立こども博物館に行って参りました。

今回のテーマは、楽しい考古学、ドキドキする縄文土器。

ほんとうに分かりやすい理解力アップできました。

5000年昔の縄文土器の欠片にも触れる事も出来ました❗

若い頃、大阪の万博記念公園にある国立民族博物館に行った際に感じた徒労感・・思い出しました。

膨大な展示物を前に、一緒に見学した東京芸大生は、目を輝かせて食い入るように一つ一つ興味深く視て廻っていました。

そういう専門を一つ見極めるのが、彼のように今や、国際的に活躍する一流のアーチストヘの成長、人材となる糧となるのでしょう。

僕には無理、興味もないので、彼が納得して見終わるまで、ベンチに座って待っていました。

二流は、二つの専門世界を繋げる事が出来る人材です。

僕は、三流の人材です。

それで十二分楽しいのです。

福井県内から出土した数々の縄文土器です。

こども博物館は、面白いです。

石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代、そして飛鳥時代ヘと、大人にも時間の流れを分かりやすく説明してくれます。

石器時代の終り、土器、弓矢を作るようになったのが、縄文時代の始まりです。

縄文土器なんていうのは、青森県界隈で多く発掘されているものだと考えていたら、とんでもない❗

土を深く掘れば、全国で発掘可能性があります。

縄文時代とは、約1万年以上(約1万5000年前から約2500年前)という長い時間が流れているのです。

今日のニュース、小中学校での登校拒否の子供が増え続けて、昨年は24万4000人以上だとの事。

大人の引きこもりが、110万人以上の日本社会。

翻って、縄文時代は、学校も企業もお金も存在しない平和な時代だったと言われています。

でも、人間模様は、もっと複雑だったかも?

このような縄文土器の紋様、制作は、当時から世界最先端だとの事。

現代においても、同様な縄文土器を制作するのは、至難の業だとの事。

縄文人が子孫ヘ何かを伝えようとするアツいメッセージでした。