百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

夢に見た故郷へ

2010年09月07日 | 人生航海
船が岸壁に着くと、タラップを降りて、第一歩を踏み締めた感触と嬉しさで、それまでの全てが消え失せた。

婦人会の温かい歓迎を受けて、一人一人に「ご苦労様でした」とお茶菓子等の接待を受けて、その厚意に感謝するとともに嬉しかった。

上陸したその日は、名古屋の復員局に一泊して、それまでの軍隊での俸給等をすべてを精算して貰った。

一応、リバテー乗船の事を聞くと、思った通りで、「何も関係無い」と言われたので、安心して、夕方、夜行汽車に飛び乗ったのである。

そう、夢に見た故郷の百島へと・・名古屋駅から尾道駅に向かったのである。

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