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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ファンド

2006年06月06日 | 千伝。
プロ中のプロ・・村上逮捕に思う。

人間はいろんな因子を持っている。良い因子もあれば悪い因子もある。

成功の芽、失敗の細胞を、村上ファンドが一人芝居で示唆している。

「金儲けは悪い事でしょうか」と開き直るあたり、この人物は、相当、有頂天病にかかっている症候である。

昔の仕手は、ゼロッサムの世界は戦場であることを知っていて誰かが儲けたら誰かが損をしているのだから、謙虚にしていたが、村上の場合、自分の経歴が何処に出しても恥ずかしくないものだから、世間の反発まで買い占めてしまったようである。

星野仙一の「天罰」に憤慨していたが、ファンを通じて世間の怖さを知っている星野仙一と、勉強ばかりで世間知らずの村上では、山に例えたら裾野の広さが違うようである。

今日、事務所にO証券の新卒が訪ねてきて、飛び込みをやれと言われているというので訪ねてきたという。

証券会社の営業マンと信用金庫の渉外との違いを教えて差し上げた。

株は損があるので、損してもよいターゲットにしか行っては行けない。

損は金持ちしかしていけないし、汗水たらしたお金を狙ってはいけない。

それが出来なければ証券会社でもなく、都市銀行でも地銀でもなく、信金くらいに商売換えして、「こつこつ積み立てして100万貯めましょう」といっておばちゃん相手に小銭を集めたほうが良い旨を説明しました。

関西出身の新卒の若者とのことで、これから長い苦労の道が待っている事でしょう。

人間は構えていては窮屈で、自滅してしまう。

本を読んで人生が会得できれば、朝から晩まで本を読めばよいが、そうはいかない。
セールスの場合自分自身を売れとよく言われるのは、同じ買うならこの人間から買うと思わすか否かである。
 
その意味で、営業マンはいつもスタート地点に立っていなければベクトルを誤るという意味でアホになるということに他ならない。

固定概念や経験則は、相手を色眼鏡で見るに等しい。

常に柔軟性が必要である。 

株でも、今回の暴落で、大損した人もいる。

いつまでも上がりっぱなしというものはないにもかかわらず、妄信してしまうからである。

この世にまっすぐな道など有様もないし、アップダウンのないフラットな道なども少ないにもかかわらず、単調な人生を運転しようとするから悩みを抱える事になる。

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