ウェ―ルズ出身のこの方が20代の頃、BBC でデビューした時代を覚えているけど、
仕事が苦しいという生活感覚が、現われてくるのでしょうか?
資本主義社会の矛盾です。
自らが、職業の自由を選択できるようになったのは、誰もが知っています。
近代となり、資本主義社会は、身分制度を廃止して、強制的に縛られていた人間を解放しました。
解放はされましたが、現代社会における、引きこもり問題、生活保護者の増大、労働者の高齢化、派遣労働の有期雇用、非正規労働者の低賃金、農林漁業の低迷、商店街の衰退、人手不足、巨大企業と中小企業の格差拡等々・・貧困、生活困難の社会問題が浮かび上がります。
例えば、先進国の多国籍企業が、途上国の安価な労働力を使って生産しています。
社会は、不変ではなく固定的なものではありません。
絶えず、変化、発展してゆくものです。
親ガチャ、出身地ガチャ、そんな言葉を打破するような社会でなければなりません。
ただ、その変化、発展の本質を考えるのも大事です。
仕事が苦しくなるのは、労働者による労働する過程で自主的管理、利潤獲得範囲での裁量があるにせよ、それ以上のコントロールを、自分では、できないからです。
消費者に生産物を購入させて利潤をあげるだけの労働仕事・・。
消費者に生産物を使用して、より豊かになってもらう労働仕事・・。
自ら考えて判断できる人間としての労働意欲ではなくて、資本・経営側による最終判断を委ねるような疎外されて、労働に従属されているような現実社会の状況です。
現場の自由を制限して、管理ばかりが強化されると、自律性も自立性も失われてゆきます。
自立的で自由な思考、発想、精神を失った仕事や生活は、楽しいはずがありません。
イライラよりもワクワクする・・労働者が、労働過程での適切な労働時間、適切で安全な労働内容、環境を備える社会の実現を備えるのが、社会福祉が充実した先進国としての基本条件かと考えます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます