ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

兎亀

2007年06月10日 | 千伝。
兎亀と書いて、(とき)と読めます。

ときは時。時間を表します。今日は、時の記念日。

兎と亀の童話は、人生の時間の経緯を詠っている気がします。

お年寄りや病人で、動きが遅い人に、はやい動きを要望するのは、亀に兎のように動けと言うに等しいです。

介護で、老人と接するには、亀の心で接するのが正しいと思います。

スピード時代に育った人間には、スイッチの切り替えが必要です。

兎の心では、問題が山積みとなります。

戦争と平和

2007年06月08日 | 千伝。
ドイツのハイリゲンダム・サミットに思う。

ロシアの文豪トルストイの「戦争と平和」を読んだのは、随分昔のことで、時代も風景も、現在とは大きく異なりますが、人間の環境の最悪の状態が戦争であって、戦争は絶対悪ということを、あの時代には、既に人智として認めていたのでしょう。

そして、戦争という絶対悪の次が、貧困と飢餓の状態。

貧困の土壌からは、ケシのような犯罪の花しか咲きません。
北朝鮮やイランやイラクを、ブッシュは、悪の枢軸と非難したことは正解かもしれません。

だが、第二次世界大戦後の朝鮮戦争、ベトナム戦争から湾岸戦争、イラク戦争と間断なく戦争を続ける世界唯一の国が、自由の国アメリカです。

究極の悪の枢軸とは、戦争を履行する自由の国、世界の警察国家アメリカを指すのかもしれません。

ところでCO2の世界最大排出量の国は、25%の比率でアメリカが断トツの世界第1位です。
因みに、2位が中国です。

また、二世紀にまたがって戦争を継続中のアメリカという国には、精神もしくは身体障害者が異様に多いのも当然の真実です。

善意の問題

2007年06月08日 | 千伝。
この頃、日本の大きな問題は、年金記録の不備問題と介護問題・・こういうニュースが大きく取り扱われるようになった背景は、少子化・超高齢化社会の領域に入った日本の現実なのでしょう。

人間は、本質的には臆病者です。だからこそ、心配の種は尽きないなのかもしれません。

去年の自殺数は、9年連続、3万人を超えています。
この10年間で人口30万人レベルの都市(人口10万人の尾道市が3つ)が、消滅したことになります。

生き残った人も、老後のことになると、誰もが避けては通れない人生の終章だからこそ、年金、介護問題・・この世の世相に敏感になるのでしょう。
とりわけ、年金の社会保険庁の高給取りの職員の怠慢は、厳しく糾弾すべきです。

しかし、これからの日本の介護問題は、別の見方をしなければなりません。

マスコミ評論家は、介護とビジネスは、切り離して考えるべきだとか・・監督省庁がしっかりしなければ・・とか無責任なことばかり言いますが・・介護の現場は、3Kそのもので、多くの老人の食事、排泄を時間内に終えなくてはなりません。
しかも薄給でストレスいっぱいの状態で働いているのが現状です。

虐待とは言えなくても、自立という名目で老人に急かせる強迫行為が、日常茶飯事なのが介護の現実です。

テレビに出演する年収数千万円のタレント、マスコミ、世相、評論関係者が、善意のある言葉を使います。
例えば、「人間としての決め細やかな対応する介護サービスを求める」ようなコメントです。
身内だけの老後介護を考えてのことでしょう。

毎日、数十人単位の老人を介護しなければならない年収200万円程度の介護従事者に言う言葉ではありません。

「自分でやってみろ」と言いたくなるのが、日本の介護現場の声でしょう。

不正受給した介護企業のコムスン問題の親会社グループの「グッドウィル」の意味は、善意です。

六本木ヒルズのような場所に居を構えていると、善意が、金にまみれたビジネスグループに映るのは、誰にも明らかでしょう。

グッドウィルグループの総帥、折口という人物・・介護の現場を体験して出直せ、と言いたいものです。

セロトニン

2007年06月07日 | 千伝。
浜松医科大学の高田教授がラジオで放送するに、鬱病の人に医者が与える薬がセロトニンだそうです。

その薬のもとになるのが、牛乳や卵や肉であって野菜にはその成分はないとのこと。

ダイエットで菜食主義をやると、鬱になって元気まで失うこともあり、完全栄養食の牛乳離れを懸念していました。

お肉や野菜をバランスよくとり、最後にデザートの少し甘いものを食べると、食べた蛋白質がセロトニンに成りやすいとのこと。

このセンセイ、受け狙いではないと思うが、甘いものは、頭脳にもよく、頭がよくなるとのこと。

なんでも程ほどがよいようです。

ストレス太り

2007年06月07日 | 千伝。
徹夜明け・・。

ストレスには、相当の栄養があるとみえて、ストレスを食べると太ってしまいます。

であるから、ストレスは発散しなければいけません。
 
食べたものは、排出。

ややもすると、人は食べるほうにだけ気を使い、排出には気を置きません。

どちらかといえば、余分なものと考えがちです。
 
仕事がストレスとしたら、趣味や遊びは発散です。

そのバランスが大事で、仕事が趣味の人は、最高です。

仕事の中に趣味と遊びを見出せる人は、成功者です。
 
一般には、よく働くためには「何かの為に」頑張るというものを一つ持っています。

財産家のなかに、蒐集家が多いのは、自分のエネルギーの燃やし方を良く知っているからだろうと思います。

豊かさへのデザイン

2007年06月06日 | 千伝。
人間は、道具を作って便利で豊かな社会を成しました。

頭の中のものが、形として、外へ表出します。

昨日までなかったものが、今日はあります。

人間の頭は、めぐるめぐる時代の設計図。

同様に、個人的には、人生の設計図。

夢や希望を頭脳に念ずれば、それが実現するようになっているはずです。

あんなふうに成りたい、こうなりたい、というのは、実現するように出来ているのです。

豊かさの象徴の資本も、その道具にすぎないので、どんな職業、どんな手段であれ、熱を加えれば大きく膨らむようにできているのです。

豊かさのデザインを描き続けるのが、人生かも知れません。


易きにつくバカの壁

2007年06月05日 | 千伝。
キリンカップ サッカーの対コロンビア戦は、面白かった。
人間は、本来動物のように獲物を追い駆け回るものである。
それが、いつか狩猟から農耕へと移行し進化して、さらに貨幣システムという「金」が生まれ資本社会へと移行していった。

生活資金である金を稼ぐには、単純に分けて3つの手段がある。
1.自分自身が働く。
2.他人に働いてもらう。
3.お金に働いてもらう。

いずれにせよ、人の弱さ辛さを利用して金を稼ぐような仕事ならば社会悪である。
お金を稼ぐのは、何らかの行為によって利益が生まれ、その感謝の見返りとして報酬が生まれてくるのが資本社会の理念である。

ところで「お金に働いてもらって稼ぐ」には、どこかの金融機関を通さなければならない。
日本では、法制度上、どこかの国の金融市場のように個人との直接取引行為はできない。

最近、個人的に利用している金融機関とのオンライントレードにちょっとしたトラブルがあったので解約して新しく口座を開くための金融機関を探している。
目安をつけたインタネット専門の2つの証券会社がある。

一つは、松井証券・・
一橋大学との共同研究が顧客情報を利用しているという苦情があり、株価が下がっている。

もう一つは、楽天証券・・
近々、システム管理不備で行政処分になるらしい。
全国のTBS系列の全国の27のテレビ局が、楽天のTBS株の買い増しに批判声明。

・・どこもかしこもである。

「バカの壁」の著者 東大名誉教授 養老猛司さんが興味深い事を述べている。
  
  結局、高エネルギー消費文明は、人間の質を落とす。
  つまり、人間は「易きにつく」からである。
  昔の人間が、楽にできたことが今の人間にはできない。
  たとえば、田舎では暮せないからと過疎地ができる。
  では、昔の人間はどうして田舎で暮していたのか?
  いつの時代でも、根本はモノではなく人間なのである。
  
易きにつくとは・・努力や工夫を避けて手っ取り早い道を選ぶことである。

小生も手間暇をかける時間やら考える楽しみを忘れているのかもしれません。

今と昔

2007年06月04日 | 千伝。
昔は、「騙すより騙される方が良い」という時代でした。

今は、騙される方も悪いことになりました。

つまり、自己責任という時代です。

これになって、詐欺、騙しが増大しました。