百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

デッキ。

2016年08月05日 | 福伝。

今朝は、早朝6時前から、お墓掃除に参りました。

夕方には、福井のフェニックス花火大会・・一年に一度、我が家の界隈では、東京、渋谷のスクランブル交差点かと見間違えるぐらい人が集まってきます。

土埃と花火の煙臭さと、屋根に爆弾でも落とされているような爆音・・・ワクワクするけれども、余り好きではないのです。



足羽川で行われる花火大会のために、土堤は、きれいに草刈りをされています。

足羽山にある墓地への通り道・・全く草刈りがされていません。

去年の僕の立場ならば、すぐにでも市役所に苦情を申し入れるところですが、今年は自治会長でもないので無理は言いません。

草刈りの作業員って、ほとんどがシルバー人材なのです。

炎天下での作業は、ほんとうに大変です。

さて、朝早くから、黙々と草むしりに精を出しました。

よい汗を沢山かきました。

帰り道、足羽山デッキにちょっと立ち寄り、朝食。





福井に、こんなオシャレなところがあるんだと感心、また感心。

墓掃除のあとの不釣り合いな感覚と、自分自身、とても違和感あり・・でも感心。



ところで、福井県選出の稲田さん、防衛大臣になられました。

ほんの10年前に、国政に挑戦して、今は近い将来、日本初の女性首相にという声も地元にはあります。

が、過去の右翼的な言質から政治生命を落とさぬように。

僕の個人的な要望ですが、稲田さんには国政を降りて、福井県知事になって欲しいです。

「笑う門には福井県から。わたしの眼鏡も福井産。富士山をかたどったドレスの生地も福井産です」・・と言えたのかな?

公の場で、まず初めに「福井をアピール」するのが、あなたの選挙公約だったのでは?

ちなみに、女性閣僚の総務大臣の高市早苗さんの御主人も福井県選出の国会議員です。

福井県・・全国都道府県別幸福度1位という安心感よりも、全国都道府県別魅力度45位を、もっと何とかしないとね!

さて、足羽山デッキ。

お客さんもオシャレです!



こういう空間が多いと、魅力度もアップするのでしょう。



また行きたくなりました。

50代の初めに心臓を患い、50代の終わりに大動脈を患い・・二度命が助かりました。

以来・・何故か、お墓掃除は苦にもならず、すがすがしい気持ちになります。

いずれ自分の住処になるからでしょう。



お盆前に、百島のお墓掃除、お墓参りに帰省したいものです。

自分の原点でもある百島の実家にある小さなデッキから眺めた新しい物語を作り始めたいものです。





雲の旗たなびく朝でした。


花鳥風月。

2016年08月03日 | 千伝。
この頃は、東の空よりも、西の空の向こう側に強く心が惹かれます。

ウルフが逝った日に、若い力士と一緒に酒を飲んで、カラオケで歌ったと知人が嬉しそうに語っていました。

肥満体デブとお相撲さんの違いは、何だろう?

犬(ドッグ)とウルフ(狼)の違いは、何だろう?

精神障がい者が、知的障がい者を殺傷した事件に思うこと。

花や鳥や風や月に想い描いて、西の空に沈む夕日を眺めています。



日々、障がい者と高齢者と向き合う仕事に就いていると、いろいろと考えさせられます。

健常者と精神障がい者の違いは、何だろう?

精神障がい者と知的障がい者の違いは、何だろう?

幻覚、痴呆、暴言、暴力、徘徊・・あるいは、身体障がい者、高齢者の寝たきり。

生まれた者には、老化、死は必ずやってきます。

大人も子供も、賢者も愚者も、貧しき者も富める者も・・死においては平等です。

ただし、犬も猫も、豚も狼も、人間でさえもが、生き方、死に方が、不平等なのです。

安楽死、自殺、病気、貧富・・人間社会は、不平等だらけです。

花も鳥も風も月も・・自然も動物も植物も黙しています。

いかなるコメントも、言い訳もしません。

泣き言も言いません。

人間社会は、モノばかり言い争います。

社会的弱者と社会的強者の違いは、何でしょうか?

弱肉強食の世界ではありません。

何者かが、何者かの「生きる権利」を認めない理不尽さは、どこから生じるのでしょうか?

適存適合の助け合う社会を目指さなれば、優勝劣敗、比較効率ばかりの疲労困憊の社会生活、国民生活になります。

生まれてきた以上・・みんな障がい者に成り得ると自覚するこの頃です。

さようならウルフ!

2016年08月01日 | 千伝。
昨日の女性初となる東京都知事の小池百合子さんの当選ニュースは、それほど驚かなかったです。

グリーン一色でした。



が、昨日の元横綱・千代の富士の九重親方が亡くなったというニュースには驚かされました。

昨日の夕方のローカルニュースで、地方巡業のために約150名ほどの力士さんが福井入りしているとのこと。



同世代の千代の富士も福井入りしているのかな?と思っていた矢先の訃報でした。

・・すい臓がんで亡くなられたとのこと。

千代の富士は、20代半ばまでは、クソ生意気な力士で、先輩相手の対戦でも、執拗にがんを飛ばして睨みあい、ふざけた相撲取りという評価が多かったのです。

そんな評価が一変したのは、20代後半に大関に昇進した頃ぐらいかな?

遅咲きの大関力士、苦労人という側面がマスコミから紹介されて、孤高のウルフ誕生です。

あれよあれよという間に横綱に昇進・・一気に「時の人」となり、強い横綱という不動の人気者になりました。

100メートルを11秒台で走り、腕立て伏せ500回を一日3回繰り返していたという千代の富士の稽古ぶりに、同年代としても応援したくもなりました。

弟弟子の八角理事長(元横綱・北勝海)が、現在の日本相撲協会理事長です。

千代の富士・・いろいろと御苦労されたかと思います。

ぼくの記憶の中では、いちばん印象の残る強いお相撲さんでした。

享年61歳・・早すぎる生涯でした。

心からのご冥福をお祈り致します。

合掌。