先日の日曜日の夜明け前には、和歌山県の高野山へ到着。
真っ青な夜明け前の空に、月が冴えていました。
この先は、弘法大師を宗祖とする高野山奥之院・弘法大師御廟を信仰の源泉とします。
・・結界です。
写真撮影禁止です。
朝六時からの奥之院での勤行を一時間余り拝聴させていただきました。
高野山奥の院での夜明けです。
山川は長くして萬世也、人は短くして百年也。
戻り道・・弘法大師の座り石。
流石に年齢のせいでしょう・・・座りたくなりました。
はて・・疲れました。
生きている残りの時間、四国八十八ケ所巡礼は無理だと思いました。
この高野山にある四国八十八ケ所霊場を巡礼させていただきました。
合掌。
前回訪れた時よりも大勢の外国人観光客が来られていました。
日本人観光客よりも、はるかに多かったです。
世界遺産にもなると、海外からの集客力がモノを言うようです。
福井までの帰途、奈良県の飛鳥(明日香村)、三輪山(大神神社)を通り過ぎて、夕方に帰宅しました。
日本最古の神社といわれる大神(おおみわ)神社です。
祭神は、大物主大神 (おおものぬしのおおかみ、倭大物主櫛甕玉命)。
(大物主神は蛇神であると考えられ水神または雷神としての性格を合わせ持ち稲作豊穣、疫病除け、酒造り(醸造)などの神として特段篤い信仰を集めている。また日本国の守護神(軍神)、氏族神(三輪氏の祖神)である一方で祟りなす強力な神(霊異なる神)ともされている。ウィキペディア参照)
全国各地にある大神神社・神神社(美和神社)に分祀されています。
元伊勢とも歴史・伝承ともに深い関わり合いがあります。
百襲姫の悲劇も伝承されています。
御神体は、三輪山です。
元気があるうちに登拝したいものです。
再拝二拍手一拝。
さて、真言密教の祖、弘法大師空海の伝承・伝説は、日本中遍くあり、おそらく日本の歴史上初めての大衆教化への仏道を開いた「まだ生きている弘法大師」かもしれません。
百島の「だんご岩」へ上陸したという伝承もあるほどです。
真言宗は、「いのち」の平等と尊厳をさとり、大日如来の智慧をこの世に実現を広め、この世に生きた仏国土をつくり、心豊かな社会の実現を目指して、標語「生かせ いのち」を提唱しています。
(高野山真言宗)
人間は、誰でも「心の救い」を求めて生きているのかもしれませんね。
そうでないと、神様も仏様もあったものではありません。
「生かせ いのち」
健康な人は病気になる心配をしますが、病人には健康へと快復する楽しみがあります。
「日の光を借りて照る大いなる月たらんよりも、自ら光を放つ小さき燈火となれ」
空海の命です。
合掌。