百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

花火のあと。

2016年08月06日 | 百伝。
ヒロシマの8月6日が来た。



今年も被爆者二世の集いには、不参加。

いつものように、朝、地元の足羽川の河川敷を散策。

いつものように、電車が走り、車が走り、人が歩いて、ジョッギングしている。

地球の裏側では、リオのオリンピック開会式が開催中。

8時15分・・広島方向に向けて、黙祷。


(平和を乗せる鞍)

71年前の今日・・即死をまぬがれたヒロシマの被爆者は、服は燃えて、肌は焼けただれ、腕の皮膚が垂れ落ちて、お腹の垂れ落ちた皮膚とくっつかないように・・腕をお化けのように伸ばして、水を欲して、残り僅かの生を託して行進していたという。

あの日、母は、まだ少女だった。


(平和記念像)

昨夜の花火会場のステージ、ロープ等々の後片付けをしている人に「おはようございます」と挨拶。

福井市の花火を観て、「大したことない」と・・他の地域の花火大会と比較してモノ言う方もいる。

何でも観でも「大したことない」という者は、人生のモノの見方、考え方が、哀しいね。

福井の花火は、日本一だ。



その自慢は・・花火会場にほとんどゴミが散らかっていないこと。

自分の出したゴミは、各自で持ち帰ること。



多くの若者が、花火の日は、おめかししている。

浴衣姿の子も多かった。

娘や息子に浴衣を着せる・・その親御さんの気持ちを慮る。

誰もが、子供には幸福になって欲しい親心。

戦争を知らない子供たちで、いいんだよ。

爆弾はいらない。

花火でいいんだ。