ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

弥生三猿

2019年03月11日 | 空木宝剣

忘却の 虫に喰われし お雛様

「川の流れは見えても、時の流れは見えない」というが、平成から31年。

神戸から25年。

東日本大震災から8年。

空に浮かぶ、太陽や月や星々が、静かに時を刻んでいる。

「今」の連続である地上は、さながら地獄絵図に近いが、永遠であるご浄土は、「今」のない、遠くて静かなる宇宙に存在すると、人は、考えて来たのかも知れない。

アップルをかじり、エデンの園から追放された、アダムとイブ。

その子孫は、今や75億。

単細胞が分裂して60兆にもなるように。

はやぶさが竜宮をめざして着陸に成功したように。

一本の蜘蛛の糸を、人々が群がって争うように。

人類は、無駄な動きで、時間を浪費する限り、日光東照宮の、見ざる聞かざる言わざるの三猿よりも、ご浄土は、遠く宇宙の果てまで、去るのかも知れない。 


成功という証。

2019年03月04日 | 資本と社会の問題

はや、経団連に加盟する企業の採用説明会が、3月1日に解禁されたとのこと。

もはや、経団連非加盟の外資系やIT(情報技術)企業などは、先行して採用活動を始めており、すでに学生の10人に1人以上が内定を持っているとのこと。

こういう日本独特の1年以上前からの就職採用状況・・・考えられないです。

今も昔も、就職ではなくて、就社活動のようですが、離職活動も、当たり前のように前倒しになるかもしれません。

日本のリーディングカンパニーのトヨタ自動車でさえ、生き残るために「自動車をつくる会社」から「移動に関わるサービスを行うモビリティカンパニー」に変革中です。

豊田章男社長が、面白いことを言ってました。

「いつでも転職できる人が、いつまでも辞めない会社が、生き残る会社である」

ただね・・・いつでも転職できる有能な人は、会社人としてではなくて、どんどん転職して、よりよい世間、社会のための社会人になって欲しいものです。

今朝の参議院予算委員会。

収入の格差が大きい社会は、やはり問題です。

アポ電話強盗、詐欺、児童虐待、いじめ問題等々・・・毎日毎日、不幸な出来事が起こっている日本社会です。

警察官は、どれぐらい必要となるのか?

経済社会という生産者と消費者。

犯罪社会という加害者と被害者。

先日亡くなられた堺屋太一さんは、日本の治安悪化、個人所得は、世界ランキング50~60位ぐらいに凋落するであろうと予言していますが、同感です。

貧乏な国になっても、福祉国家の先進国となれば、結果オーライです。

生きる上での大切な事は、収入とか、稼ぎとか、お金は、勿論大事。

でも、幸せは、学校、職場、地域の人間関係の善し悪しで決まります。

職業選択の自由という権利があるけど、仕事には、誰かに福となるようなものを与えないとね!

市場の奪い合いの仕事は、辛い人生になります。

・・・こんな諺があります。

自覚すること。

出会う全ての人のことを。

何か心配事があり、何か愛するものがあり、

そして、失ったものがあることを。

Remember that everyone you meet is afraid of something, loves something and has lost something.

花に水やり、道のゴミ拾い、少しでも世界が善いものになれば・・・。

少しでも社会の問題が解決できるならば、それが生きた証という成功ではないのかなぁ。


やどかり、やりがい。

2019年03月04日 | 百伝。

昨日は、桃の節句。

最近、金柑(きんかん)の味覚、香りに凝ってしまて、スーパーに行くと、買って帰ります。

あの金柑・・・百島のやっちゃんの家の畑に無かったかな?

ところで、駅前広場で、昨日まで、東北復興のための「カキ小屋」が臨時オープンしていました。

宮城県産の魚介類での東北復興というカタチで、お値段もかなり安くなっていました。

しかし、夕方行くと、もう大変な長い行列待ち。

・・・入店を諦めました。

帰宅後、ブロッコリーとカリフラワーの合いの子のような野菜を食しました。

以前、どこかで食した記憶のある甘く美味な、そう、ロマネスコ。

「カリッコリー」「ドラゴンスパイラル」、そして「やりがい君」等々。

そんな商品名でも販売されているとのこと。 

海のものも、陸のものも・・・人間は、すべてを喰い尽くしても、

天を仰ぐようです。 


平清盛 (1118~1181)

2019年03月04日 | 空木宝剣

日招きの 清盛公の 音戸かな

宮島参詣の為、海の近道、音戸の瀬戸を1日で堀広げた突貫工事。

その際、沈む太陽を清盛公が招いて留めたという伝説がある。

西暦1165年、清盛公47歳の時である。

その音戸と目と鼻の先ほどの能美島に、安徳天皇(1178~1185)ゆかりの大君や王泊などの地名がある。

西暦1185年。

平宗盛が、建礼門院徳子(1155~1213)と安徳天皇を引き連れて、長門の彦島に逃れる途次に立ち寄った場所との事。

清盛公没後4年の頃である。

「平家でなければ人でなし」の栄躍栄華も久しからず、ただ春の夢の如し。

驕れるものが自滅する習いは、12世紀も現代も同様であるか。


自転車を漕ぐ。

2019年03月01日 | 資本と社会の問題

今日から、弥生三月です。

はやくも、今年の6分の1が終わりました。

漕ぐぞ!

10年間以上勤務の介護福祉士の給与を月8万円アップさせて、年収440万円程度にさせるという処遇改善案の介護保険法改正があるとか?

これで、厚生省も政府も国会も、介護職も世間並の収入待遇となる満足を得る妙案だと考えているのかなぁ?

ぼくも、適用される側だけど・・・60歳を過ぎて、まだ働くということは、どういう事かなと思います。

おまけに65歳まで、週3日ぐらいしか働かないパートと、正職員として週5日以上も働いても、ほぼ同収入という矛盾だらけの在職老齢年金の仕組み。

今、老齢年金全額カットされている僕の正職員としての働き方は、どうなのかな?

正直、お金、それも大金が欲しいのならば、不満だらけの会社員、雇用者となってはなりません。

非正規社員の最低賃金は、早めに全国一律にすべきでしょう。

大事なのは、バランスの特権です。

雇用を増やす側の社会起業家、経営者としての事業家も多く必要です。

リズム感のある安定生活を望むならば、会社員、雇用者となるのも必要です。

勤勉に働いても、人間は、満たされません。

蟻だって、蜂だって、勤勉です。

何に対して、勤勉に働くのでしょうか?

ぼくは、生きるのが無駄ではないことを、勤勉に探したい。