
写真は、五十公野公園(新発田市)の遊歩道で撮影しました、被写体は私の大好きな花の1つであるヤマユリの花です。
本当は、被写体の花というよりは、その芳香が大好きなんですが。
以前、こちらの遊歩道を散策した際に、ヤマユリがたくさんあるのを確認していました。
人家の庭でもユリの花が開花しているのを見たので今日訪れてみたら、現地ではあちこちでヤマユリ満開状態でした。
写真のとおり、こちらのヤマユリは全く自然に群生している訳ではありません、茎がテープで吊られてのがその証拠です。
先日、遊歩道を散策した翌日だったと記憶していますが、地元の新聞にヤマユリの世話をしている人が記事を投稿されていました。
いわく、ヤマユリにテープで目印を付けているが、それを外さないで欲しいという内容でした。
ヤマユリの手入れのために、目印を付けているんだそうです。
今日、撮影しながら山道を歩いていたら、その投稿をした方と思しき人に遭遇しました。
草いきれでじっとしていても汗が吹き出してくる中、釜を持ってヤマユリ周辺の草刈りをしていました。
「お疲れさまです、楽しませてもらっています」と私が声をかけると、嬉しそうな顔で返事を返してくれました。
正直、自然の花を撮影する場合、人工的な物が写真に写るのは歓迎しません。
でも、ユリの場合は花が重たいので、何もしないと花がほぼうつむき加減になっちゃいます。
茎を吊ることによって、遊歩道を歩く人がユリの花をじっくりと楽しむことができますから、良い手入れをしているなと感じました。
テープを避けて撮影した写真もあるのですが、アップした写真は敢えてテープを風景の一部として入れて撮影した写真です。
一番上の写真だけはテープが写っていませんが、多分こちらのヤマユリは三叉上の木に花を立てかけたのではと想像しています。
湿気が多くて常にヤブ蚊の攻撃にさらされる環境でしたが撮影を楽しめました、当然芳しい芳香も堪能しました。
願わくば、ヤマユリの花をちょん切って持ち帰るような事態だけは発生して欲しくありません、多分大丈夫だとは思いますが。




