What a lot of books here is!
「すごい蔵書だ」
昨日、村上市の「町屋の屏風まつり」を訪れた時、お昼ご飯は村上市大町のとある和風レストランで食べました。
レストランの名前は「海鮮一鰭」といいます。
余談ですが、このレストランは隣の「うおや」さんという魚屋さんの直営です。
後でお店を訪れたら、街歩きの途中で立ち寄った人たちで賑わっていました。
当方も、夕食のおかず(昆布巻)を購入して帰りましたが、安くて美味しいおかずでした。
「海鮮一鰭」で食べた昼食は、写真に写っている海鮮丼です、当然美味しかったです。
昼食が終わって、レストランの2階に上がって、少し休憩をとりました。
実は、レストランはテナントで、この建物は「大町文庫」と名付けられた個人が創立した文庫です。
いわれは、地元のお医者さんが、自分の高校の恩師が亡くなって、残った膨大な恩師の蔵書を引き取って作ったのが大町文庫だそうです。
3人の方が蓄えた蔵書が文庫へ納められていますが、2階のフロアが本で一杯でした。
多分、1人あたり3-4千冊の蔵書だったのではと思われます。
個人の蔵書を見るのは楽しく感じます、なにせ個人の考えで集められた本なので、一定の偏りがあります、図書館で見るのとは違って、偏った蔵書は個性豊かです。
しかし、昔の高校の教師というのは凄いと思います、自分の教えるジャンル以外に、あらゆるジャンルを読み漁っていたのですから、
教養がにじみ出るには、これだけの本を読み込まないと、駄目なのでしょうね。
私は好きな歴史の本があったので、座り心地の良い椅子に座って、しばし読みふけりました。
写真に写っている本は、夏目漱石の初版本の復刻版です、蔵書した本人は読んだのかと疑うほど綺麗な本でした。
しかし、現在読んでも違和感なく読める文体で書かれています、この時代には標準語的な日本語が生まれいたのだはと感じました。
大町文庫は貸出は行わないそうですが、読むのは自由だそうです。
街歩きに疲れたら、立ち寄って人の蔵書を覗くのも、楽しいと思います。
英文学を含めて、あらゆるジャンルの本があります。
一番下の写真は、文庫の一角にさり気なく置かれていたものです、心憎いディスプレイですね。
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