OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

春なのに秋ひとみ

2014-03-13 15:30:17 | 歌謡曲

アンカレッジ経由パリ行き / 秋ひとみ (ユニオン / テイチク)

昭和50年代の典型的な清純派アイドルといえば、秋ひとみが忘れられません。

もちろん当時の事ですから、アイドルであれば歌の他にもテレビバラエティ番組やドラマ出演は言わずもがな、雑誌のグラビアでは水着姿も当たり前に披露していたんですが、それ何れもが決して大ブレイクしていたわけではありません。

しかし、それでも秋ひとみの人気が高かったのは、例えばバラエティ番組内でコントなんかやっていても、ツッコミやボケがどうにも素人っぽく、例えそれが演技であったとしても、所謂スレていないところが良かったですねぇ~♪

また、歌のお仕事でも、歌唱力が曖昧というか、まさに「お仕事」感覚で自らの佇まいを見せるという、逆説的なプロ意識がサイケおやじには感じられ、そんな諸々が彼女を気になる存在にしていたのです。

そして実は告白すれば、以前に人事に関わっていた時、受付や窓口業務をやらせる新人女性を選ぶ基準としていたのが、秋ひとみでありました。

だって、見た目の感じが良いんだもんねぇ~~~♪

さて、そこで本日掲載のシングル盤は昭和53(1978)年春に発売された、おそらくは秋ひとみの歌手デビュー作品でしょうが、とにかくA面の「アンカレッジ経由パリ行き」が遠距離恋愛をテーマにした爽やかモードの歌謡曲♪♪~♪

既に述べたとおり、彼女の秀でているとは言い難い歌唱力が、ここでは最大の魅力に感じられる仕上がりは素晴らしく、作詞:仙鉄也&作編曲:小杉保夫の職人技は地味ながら、それがプロの技量と思うばかりです。

あぁ~、なんとなく落ち着いて、せつなくなってしまう彼女の声質も、ルックスに合っているんじゃ~ないでしょうかねぇ~♪

ということで、ジャケ写のイメージどおりに活動してくれたのが、秋ひとみの真髄でした。

ただし数枚は出したはずのレコードには、特に大きなヒット曲も無く、映像関係作品にも代表的な出演はありませんが、サイケおやじの記憶の中では、某バラエティ番組の中で見せたパンチラが焼きついているんですよ♪♪~♪

それがなんであったのか、ど~しても思い出せない分だけ、尚更に秋ひとみが愛おしく、忘れられないアイドルになっているのでした。

コメント (2)
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