OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

昭和のお正月は洋楽も嬉しかったですねぇ~♪

2015-01-02 15:33:07 | Soul

夜汽車よ! ジョージアへ… / Gladys Knight & the Pips (Buddah / 日本コロムビア)

何故かお正月になると聴きたくなるのが、1973年秋頃から大ヒットした本日掲載のシングル盤A面曲「夜汽車よ! ジョージアへ… / Midnight Train To Georgia」です。

演じているグラディス・ナイト&ザ・ピップスは、紅一点のグラディス・ナイトがリードを歌い、彼女の兄のメラルド・ナイト、そして従兄のウィリアム・ゲストにエドワード・パッテンのトリオがバックコーラスを担当するという黒人ファミリーグループとして、本国アメリカでは1960年頃から売れていたんですが、我が国では知る人ぞ知る存在だったようで、それがこの「夜汽車よ! ジョージアへ… / Midnight Train To Georgia」のメガヒットにより、世界中で大ブレイク!

その大きな魅力は、グラディス・ナイトの絶対的な歌の上手さだと思います。

実は「夜汽車よ! ジョージアへ… / Midnight Train To Georgia」は決してグラディス・ナイト&ザ・ピップスのオリジナルヒットではなく、最初に歌っていたのはホイットニー・ヒューストンの母親としても有名なシシー・ヒューストンだったという逸話は良く知られるところでしょう。

なにしろシシー・ヒューストンはソロシンガーとしても、また夥しいセッションワークにおいても、流石の歌唱力は広く認められるところですからねぇ~。

その実力派の持ち歌を堂々とカバーしてしまうところからして、グラディス・ナイトの自信のほどは否定出来るものではありません。

また、バックコーラスの男性トリオが彼女と相性抜群のコーラスを聞かせ、さらにツボを外さない振付のダンスを見せるところも、なかなかライブステージやテレビ出演の場においてのウリになっていた事も侮れません。

というか、冒頭に述べた正月になると云々の話に関しては、ちょうど昭和49(1974)年の正月番組、あるいは前年大晦日あたりの特別番組のテレビ放送で、サイケおやじは「夜汽車よ! ジョージアへ… / Midnight Train To Georgia」を演じたグラディス・ナイト&ザ・ピップスに接した記憶が強く残っていて、それゆえに所謂パブロフの犬になっているのかもしれません。

実際、凄~くカッコ良かったんですよねぇ~~、それが!?

ということで、今日ではあんまりテレビ放送では企画もされませんが、昭和40~50年代においては外タレのコンサートが海外から中継されたり、特別なテレビショウがそのまんま日本で流されたりという、なかなか音楽ファンには嬉しかったのが年末年始の風物でありました。

もちろん、そうやってヒットした洋楽が記憶されるのも必然だったんですよねぇ~~♪

現代ではネットで簡単に諸外国のミュージシャンの映像に接することが出来る幸せと引き換えに、希少な喜びが失われてしまったのは、どこかしら寂しいものを感じているのでした。

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