■想い出のスクリーン / 八神純子 (ディスコメイト)
本日は、いきなりの言い訳になりますが、最近ブログを綴るのに頼っているスマホが大不調……。
まずカメラの解像度が全く上がらないし、キーボードを繋いでの入力も特に文字変換の反応が鈍くて、ど~にもなりません。
それでも……、なんとか短めにご紹介させていただきますのは、八神純子が昭和54(1979)年にヒットさせた「想い出のスクリーン」で、これまたカラオケで歌うのは、なかなかに難しい楽曲と思います。
皆様ご存知のとおり、八神純子は曲作りは自分が担当しますが、作詞やアレンジは他のプロ作家との共同作業が多く、この「想い出のスクリーン」は作詞が三浦徳子、アレンジが大村雅朗とクレジットされておりますから、果たして曲メロが先にあったのか、あるいは歌詞が先に出来上がっていたのかは不明なれど、流石にヒット狙いのツボは外していません。
なにしろ曲調が当時流行っていた所謂サンタナ歌謡と申しましょうか、ラテンフュージョンのニューミュージック的展開の趣が強く、もちろんギターはサンタナ色がド真ん中! またパーカッションの使い方も、それに同調しているのですから、歌唱の節回しも自然にノセられてしまうアレンジと演奏になっています。
そして八神純子の声質というか、歌いっぷりも含めて、所謂Aメロは穏やかに粘っこく、それでいてサビは思いっきり裏声交じりの高音域へ持っていくのですから、こりゃ~~、やっぱりプロの仕事の自作自演という強みでしょうか、すなんりと出来る技ではないはずです。
それと八神純子は基本的にピアノの弾き語りスタイルでライブをやっているんですが、このスタジオバージンではアナログ盤シングルを聴く限り、ピアノよりはシンセ系キーボードやストリングスが目立ち、このあたりがステージギグでどのように演じられていたのか、ちょいと気になるところです。
ということで、カラオケでも八神純子のヒット曲は多数歌われているはずで、これまでにサイケおやじも宴席等々では聴かされる事が度々ありましたが、やっぱり彼女の持ちネタはハイトーンボイスの節回しを裏声交じりで演じるのが上手く聞かせるコツかもしれません。
最後になりましたが、冒頭に述べたとおり、やっぱりスマホの不調は大きな気がかり……。
大事に至って中のデータが壊れるのが怖いので、これからその保存作業に移行するつもりです。
上手く復調出来ますように!