■青いくれよん / 菊地弘子 (日本ビクター)
掲載したのは、以前にちょいとご紹介した菊地弘子の公式デビュー作と云われているシングル盤なんですが、これが……、なんとっ!
サイケおやじのレコード棚から久しく消えていたというか、行方不明になって幾年月……、ある事情から移動させた家具の裏側で本日発見されたという次第です。
しかも、それが決して自宅ではなかった事が様々な憶測を呼びそうなので、顛末は伏せますが、とにかく見つけ出してみればジャケットは経年劣化していましたし、中身のレコード本体にもカビっぽい残留物が少しばかり発生していたという現実が、自らの怠慢を強く反省すべき汚点でありましょう。
しかし、最初っから中古扱いでゲットしたブツなんで、それなりに盤質のスクラッチノイズも気にならず、無事に再生出来たのですから、安心致しました。
で、それにしても菊池弘子はユーミンからの影響が確かに強いと実感され、この自作曲「青いくれよん」にしても、瞬間的にユーミンの人気曲「海を見ていた午後」のメロディが出て来るのですから、たまりません ♪♪~♪
しかし、全体の曲調は歌謡フォーク色が濃く、アコースティックギターのアンサンブルやエレピを効果的に用いた萩田光雄のアレンジが、如何にも発売された昭和50(1975)年の思い出を呼び覚ましてくれるのは嬉しいかぎりです。
そして聴いているうちに、不得手なアコースティックギターのフィンガーピッキングを練習したくなっちまいましたよ。
うむ、それも当時の流行であり、私有盤は経年劣化していようとも、中身の音楽は、ちっとも色褪せていないんですねぇ~~♪
それを思い出という感傷に繋げるのもイイもんです。
ということで、そんなこんなを書き綴っている本日、九州では豪雨被害が甚大!
被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
これ以上、悲惨が広がりませんように、祈念するばかりでございます。