■美しく燃えて / 小川知子 (東芝)
拙ブログでは久々の小川知子ということで、取り出したのは昭和46(1971)年のヒット曲「美しく燃えて」をA面に入れたシングル盤なんですが、この1枚には、ちょいとした苦い思い出があります。
それは当時高校生だったサイケおやじが自動二輪免許を取得し、意気揚々と父親のバイクを乗り回していた昭和47(1972)年のゴールデンウィーク、気分が高揚し過ぎたのでしょう、郊外の土手道を走行中に悪路にハンドルを取られ、そのまんま河川敷へ一直線!
ど~にか転倒は免れたものの、装着していたサイドバッグから様々な私物が川の流れの中に飛ばされ、まあ……、大した物品は無かったとはいえ、その中にあった本日掲載のシングル盤がズブ濡れという惨状でありました (>_<)
ですから、必然としてジャケットスリーブはボアボアに湿りっ気を含んだまま、なんとかガラス窓に貼りつけて乾かしたりしたものの、傷みは回復せず、今日に至っているというわけで、全く油断は禁物という教訓盤です (^^;
さて、そこで肝心の楽曲「美しく燃えて」は作詞:橋本淳&作編曲:筒美京平という黄金のヒットメーカーコンビが作り出した、これが演歌チックな歌謡ポップスであり、ミディアムテンポでキャッチーなメロディラインを節回す小川知子のコブシの絶妙さは言わずもがな――
びゅ~てぃふるぅ~に愛されてぇ~♪
―― という橋本淳ならではのキメのセンテンスは昭和歌謡曲がド真ん中 (^^♪
そ~ですよ、昭和40年代中頃は「ビューティフル」という言葉が全ての希望を象徴してんですねぇ~~、今にして思えば!?!
う~ん、折しも今日は「昭和の日」ですから、そんなこんなの思いも強くなっているサイケおやじであります。
ということで、すっかり世間は行楽ムードという、いきなり感が充満しておりますが、楽しみ方は十人十色、出歩かなくっても、布団の中で溶けていたいとか、所謂「ぼっち」の喜びを見つける事だって、なかなかに素晴らしいと思っております。
もちろん、サイケおやじは自らの趣味に耽溺したいものですが、ど~なりますやら (^^;
そ~ゆ~希望に美しく燃えていたいものです。