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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-130:都川愛子

2023-04-13 17:38:13 | 歌謡曲

禁じられた好奇心 c/w ラブ・ポイント・ゲッター / 都川愛子 (ワーナーパイオニア)

サイケおやじにとつての都川愛子は完全に「この人」シリーズの女性歌手なんですが、中古市場ではコアなマニアからの注目度も高いそうですし、熱烈なファンも確かに存在しているとか!?

そんな話が以前から耳に入っていたので、とにかくも聴いてみなきゃ~~、始まらないっ! てな気分で先日ゲットしたのが本日掲載のシングル盤です。

発売されたのは昭和54(1979)年8月で、どうやら彼女の公式デビュー盤と云われているみたいですが、それゆえにジャケ写ポートレートやスリーブデザインが「それらしく」もあり、また聊かの中途半端も感じられたりするところが如何にもディープなマニア人気を集める一因なんでしょうか?

そして肝心のA面曲「禁じられた好奇心」は作詞:ミッキー内田&作曲:松尾安巳から提供されたミディアムテンポの正統派歌謡曲であり、神山純のアレンジにはマンドリンやストリングが哀愁増幅モードで用いられているとおり、アイドル専科のロストラブソングに仕上がっているんですが、サウンド作りそのものが発売当時の昭和54(1979)年としては、ちょっぴり古い感じに思えますし、都川愛子の節回しにも所謂「棒読み」系の淡泊さが表出しているのは、個人的に残念なところ…… (^^;

う~ん、これなら……、もうちょっと演歌チックな楽曲が合っていたんじゃ~なかろうか……、なぁ~んて不遜な事を思いつつ、レコードをひっくり返してB面「ラブ・ポイント・ゲッター」に針を落とせば、なんとっ!

こちらもA面と同じ制作スタッフからの提供ながら、一転しての激しいディスコ歌謡だったんですから、唖然とさせられましたですよ、実際 (^^;

それはイントロからのキャッチーなアレンジが有効な仕掛けとなり、ライトタッチのチョッパーベースやシンドラ、刺激的なストリングやリズムのキメ等々、まったく当時流行をたっぷり入れ込んだサウンドに相性バッチリのメロディラインは、まあ……、今となっては懐かしさに満ちているかもしれませんが、当時はねぇ~~♪

おまけに歌詞には適度な英語のフレーズが用意されているあたりも、なかなか狙っていたんでしょう。しかし、肝心の都川愛子が、その部分を日本語丸出しの発音とノリで歌ってしまったのは、ど~なんでしょうかねぇ~~ (^^;

そのあたりをアイドル保守本流の可愛さだと思えば、ハーフ系のアイドルシンガーに、これを本物チックに節回されたら、逆に純情感が薄れてしまう気がするほどで、それというのも、歌詞の世界が勘違い的ピュアハートみたいな雰囲気ですからねぇ~~???

つまりはアップテンポのコミックソングとして聴いてしまうリスナーの存在だって否定出来ないのかもしれませんし、既に述べたとおり、ここでも「棒読み」唱法で声を出し切る彼女の個性がA面以上に確立されているとしたら、それはそれで成功作と思うばかりなんですよ、正直 (^^;

ということで、このレコードは、やっぱりマニア向けの1枚なんでしょうか?

それでもサイケおやじには都川愛子が、なんとも気になる女性歌手になってしまいました (^^;

う~ん、それも曲タイトルどおり「禁じられた好奇心」なんでしょうかねぇ~~ (^^;

コメント
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