■摂氏100度で抱きしめて / 横山みゆき (キングレコード)
この爽やかなジャケ写に、この曲タイトルですからねぇ~~、思わず素敵な夏歌と思わされたんですが、実は……!?
―― というのが、昭和55(1980)年9月に世に出た横山みゆきのシングル曲「摂氏100度で抱きしめて」でありました (^^;
それは作詞:松本隆&作曲:堀内孝雄、そして編曲:船山基紀という制作クレジット、さらにはアップテンポで、ちょいとボズ・スキャッグスの「Lido Shuffle」みたいな、弾んだ調子のイントロからして夏歌モードが全開していながら、肝心の横山みゆきのボーカルにパワーが不足しているとしか言い様が無いほどの肩透かし唱法……。
まあ……、歌詞の内容が前夜の続きの朝の睦言みたいな感じですから、妙に色っぽい声質による節回しも正解のプロデュースなんでしょうが、それにしても、もう少し前ノリで歌ってくれたってバチは当たらないと思うんですけどねぇ~~~???
もちろん、横山みゆきは1年前に出した「秋止符」のスマッシュヒットが強い印象を残していますから、こ~ゆ~歌い方が求められ、しかも作曲が以降は堀内孝雄が起用される路線に方向性が定められていたのでしょう。
しかし、結果的に大きなヒットには至らず……。
何か、今でも非常に勿体なさを感じておりますが、裏を返せば、今日みたいな猛暑には、こ~ゆ~雰囲気の脱力歌謡もイイ感じ (^^;
ということで、勘違いはご容赦くださいませ。
振り返れば、あまりにも酷かった都知事選挙の諸々、殊更落選が最初っから明白だった蓮舫陣営の悪足掻きというか、メチャメチャなヤジや集団でありながら「ひとり街宣」等々、目に余る行動は候補者本人の知るところではないとしながらも、それを抑制出来なかったのは大失態でしょうし、また同じく選挙ポスターの掲示板不足問題や貼付方法の時代遅れ感が逆手に取られて大恥だった選管の情けなさ…… (^^;
そんな鬱陶しさにも、肩透かしは有効かと思うばかりです (^^;
失礼いたしました <(_ _)>