■レモンのキッス / みなみりか (フィリップス)
掲載したのは、みなみりかが昭和53(1978)年6月に出したシングル盤で、このジャケ写の雰囲気とA面に「レモンのキッス」という曲タイトルだけで、これはもう……、青春モードがド真ん中という印象大きいですよねぇ~~♪
しかも、作詞:藤公之介&いずみたく、作曲:いずみたく、そして編曲:大柿隆が企図したところは、嘗ては青春の男女交際の定番であった文通ではありますが、この昭和53(1978)年であれば、その手段にはカセットテープが用いられているという、その歌詞の世界が、これまた今となっては懐かしモードでありましょうか (^^♪
つまり、自らの声で思いを伝えあうという、いやはやなんとも、面映ゆいと感じてしまうのは、サイケおやじの老人性回顧でありましょうか (^^;
そして曲調は、いずみたくが十八番のソフトロック歌謡であり、アレンジがミディアムアップのポップカントリー調になっているもんですから、みなみりかのアイドルらしからぬ(?)アルトボイスによる節回しが妙にミスマッチな倒錯性を呼び起こすと思ってしまうのは、サイケおやじの変態性の証明かもしれませんが、それはそれで素敵なアイドル歌謡じゃ~ないでしょうか (^^♪
すっきり、爽やか、そして素直さがあれば理想の青春時代、サイケおやじは文通とか交換日記なんてものには完全に無縁だったがゆえに、羨ましさも未練のひとつと告白せねばなりますまい (^^;
ということで、本日は数年前にお中元で届いたまんま、手付かずだったレモンサワーを捨てるのも勿体無いと思い、飲み続けたら、気持ち悪くなりました (>_<)
ですから、ご紹介の「レモンのキッス」を選択してしまったも、それゆえの気の迷いとご理解くださいませ。
もちろん、みなみりかには、何の恨みも無いということで <(_ _)>