■びんかん…してます / 武田久美子 (REPRISE / ワーナーパイオニア)
昔っから、セクシーさをウリにする女性芸能人は夥しく登場している現実は言わずもがな、しかし、大体において彼女達は、それなりに熟しているというか、若くても二十歳前位での登場が普通だった昭和40年代から一転、昭和50年代に入るや、女の子アイドルの低年齢化に伴い、所謂セクシーアイドルと称される彼女達も低年齢化!?!
その代表格として、本日の主役たる武田久美子は現在でも話題が尽きないという、例の「貝殻水着」を筆頭にキワドイ衣装のグラビアやイメージビデオ等々で忘れられない印象を残しておりますが、それ以前の15歳前後、つまりはアイドルシンガー&タレントとして活動していた時期から、年齢以上のイメージが焼き付けられる厚化粧や立ち振る舞いは、これ如何にっ!?
ですから、歌手として残した当時のレコードを再生してみても、そんなこんなの映像・画像が蘇ってしまうのは避けられないところでしょうか (^^;
さて、そこで取り出した掲載シングル盤A面曲「びんかん…してます」は作詞:松本一起&作曲:小田裕一郎、そして編曲:奥慶一から提供されたアップテンポのシティポップ的なアイドルソングであり、発売された昭和58(1983)年8月の時点においても、なかなか流行最先端のサウンドに彩られた秀作のはずがっ……、結果としては武田久美子の如何にも「らしい」歌唱力によって、摩訶不思議な仕上がりにっ!?
いゃ~~、とにかく演奏パートが16ビートのマイナースケールメロディで構成されていますから、武田久美子の「ぶりっ子崩れ」みたいな声質と節回しがソウルフルな女性コーラスと微妙なズレを生じさせ、それがミョウチキリンな化学変化を提示してしまったというか……、極言すれば打ち込み主体のカラオケに生身の武田久美子が弄ばれている雰囲気が実は、その逆もまた真なりっ!?
う~ん、ここまで気持ち良さげに歌っている武田久美子には、とても当時……、15歳とは思えない「したたかさ」を感じるんですが、それも後年のフェロモンアイドルとしての大ブレイクを知っているからなればこその感慨かもしれません (^^;
ということで、失礼ながら、アイドルシンガーとしては大成出来なかった武田久美子ではありますが、後年の嬉し過ぎる「お騒がせ(?)」を体験させられた今となっては、そ~ゆ~時代に純正アイドルを演じようと頑張っていた彼女が愛おしくもあります (^^;
ですから、ジャケ写ポートレートのちょっぴり濃すぎるメイクにしても、憎めないものを感じてしまうのでした (^^;