OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

カラオケ難曲:其の参

2019-11-26 17:22:28 | 歌謡曲
■霧のめぐり逢い / 岩崎宏美 (ビクター)

既にしてデビュー当時から歌唱力には定評があった岩崎宏美ですから、制作側もそれならって事だったんでしょうか、昭和51(1976)年夏に発売された「霧のめぐり逢い」は作詞:阿久悠&作編曲:筒美京平というヒットメーカーコンビから提供された、思いっきりハイブラウな楽曲でした。

それは特に凝ったアレンジとメロディラインの難しさに顕著で、曲調は当時の歌謡ポップスで流行りのソウル&ディスコ路線ですから、アップテンポでシンコペイトしまくった演奏パートは16ビートなのに歌メロがゆったりしているという、そのズレ(?)をグルーヴに変換する歌唱力がなければ、ヘタレは確実?

とまで思わされてしまうんですが、いかがなものでしょう。

また、ここで作られたカラオケがやっぱりトーシロには歌いこなせないというか、キーボードとストリングスとブラスセクションが混濁して重なっている感じですし、最初にコーラスパートが入っていたとしたら、それとのコンビネーション的掛け合いの妙も難しく……。

ですから、あくまでも個人的な方法になりますが、これまた上手いリズムギターを頼りに歌うのが最も無難な様な気がします。

ちなみにギターでは間奏のアドリブソロもアドリブを超越した美メロなんで、大好きです♪♪~♪

閑話休題。

肝心の岩崎宏美の歌いっぷりについては、流石に申し分ありません。

しかし、ちょいと気になったのが声質の変化で、明らかにデビュー当時とは違っているんじゃ~ないでしょうか。

それは年齢的なものが影響しているのかもしれませんが、サイケおやじとしてはデビュー当時の声質で、この「霧のめぐり逢い」を歌って欲しかった……、というのが偽りの無い本音です。

ということで、現代のカラオケ需要を鑑みれば、数多い岩崎宏美のヒット曲の中では、それほどではないと思います。何故ならば、繰り返しますが、トーシロには難し過ぎますからっ!

もちろん製作側は最初っからカラオケの需要なんか意識していなかったと思いますし、岩崎宏美にしても、まさに自分だけにしか歌いこなせない世界を目指していた結果が、このシングル曲だったのかもしれません。

最後になりましたが、これまで使っていたスキャナーが不調なので、最近はスマホで撮影してから修正ソフトを使う所為で、ど~にも画質が安定せず、モヤモヤした気分です。

このあたりも、今後の研究課題(?)かと (^^;

失礼致しました (__)
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カラオケ難曲:其の弐 | トップ | カラオケ難曲:其の四 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同名 (ベンチャーズ狂)
2019-11-26 22:57:35
ベンチャーズ歌謡で同名曲があります。1971年東芝レコードの「桐山和子」が歌う“霧のめぐり逢い”(MISTY NIGHT)ヒットはしなかったので残念!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

歌謡曲」カテゴリの最新記事