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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-110:飯島あけみ

2022-10-06 17:32:13 | 歌謡曲

美わしの琉球 c/w ヨコスカで逢いたい / 飯島あけみ (大映)

飯島あけみも、サイケおやじにとっては「この人」シリーズの歌手ではありますが、最初に彼女の歌声を聴いたのは本日掲載のシングル盤B面曲「ヨコスカで逢いたい」だったんですが、肝心の収録レコードに邂逅出来ず、幾年月……。

昭和60(1985)年になって、ようやく巡り会えた時になって、それがB面収録曲だったのを知った次第でありました (^^;

もちろん、即ゲットは既定の方針でしたから、帰宅して針を落とした時のワクワク感は大袈裟ではなく、筆舌に尽くし難いものがありましたし、実際流れて来た「コヨスカで逢いたい」は、作詞:いわせひろし&作曲:田代健二、そして編曲:成田征英とクレジットされている、これが調子の良い、ミディアムアップのポップス歌謡という以上に、とにかく飯島あけみの素直で綺麗な声質による、ちょっぴり演歌チックな節回しが最高なんですねぇ~~ (^^♪

微妙に生臭い歌詞の世界を、ここまでのピュアな声質で歌われてしまうと、すっかり大人の世界に浸り込んでいたサイケおやじにしてみれば、面映ゆい気分になったりもしたんですが、最初に聴いた時は未だ十代だった高校生の自分でしたから、そのあたりを御察しいただければ幸いでございます (^^;

で、もうひとつ、驚いたのがA面に収録されていた「美わしの琉球」でして、これは沖縄では良く知られている「ご当地ソング」と云われており、サイケおやじも仲宗根美樹や伊藤久男が歌っている場面をテレビで見た記憶からでしょうか、楽曲そのものは確かに耳に覚えがあったんですが、それを飯島あけみが、わざわがウリのA面曲にしていたというは、このシングル盤が発売された昭和46(1971)年という、沖縄返還を翌年に控えた時期故の事だったんでしょうか?

しかし、それはそれとして、確かに「美わしの琉球」は名曲だと思いますし、殊更沖縄に生まれ育った人達にとっては、心和む歌でありましょうか、この飯島あけみバージョンの制作クレジットを確認してみると、作詞作曲者は不詳とされ、それを仲宗根稔が採譜、さらに補作詞:いわさひろし、編曲:南雲一広と記されているんですが、なんとなく前述した伊藤久男のバージョンと歌詞が微妙に異なっている様に思えます……。

このあたりの真相は知る由もありませんが、ここでのアレンジは沖縄風味を活かしつつ、モダンなフィーリングに練り直されていますし、飯島あけみは素晴らしいボーカリストだという思いは、ますます強くなってしまいましたですよ (^^♪

そして、彼女の他の音源を探索し始めたのは当然の成り行きとはいえ、その過程で知ってしまった(?)のは、当初のお目当てだった「ヨコスカで逢いたい」は、これが初出じゃ~なくて、既に昭和44(1969)年に発売されていたシングル盤「雨に打たれて」のB面に入れられていたという、その事実には驚愕!?

う~ん、それが掲載盤に収録のバージョンと同一なのか、それともっ!?

という真相が、これまた掴めていないのは、肝心の「雨に打たれて」のシングル盤が入手出来ていないからでして…… (^^;

本気で、気になってはいるんですが、なかなか、ねぇ……。

ということで、本日は急激に寒くなり、尚更に暖かいであろう琉球へ思いを馳せてしまいました (^^)

実際は、ど~なのか?

分からない事は沢山ありますが、想像力は豊かにしておきたいものです。


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