OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

素顔のゴールデン・ヴェール

2022-11-11 17:59:47 | 歌謡曲

涙こがして / 由木まなみ (ポリドール)

所謂「正体見たり枯れ尾花」という肩透かしは、この世に間々ある現実だと思いますが、本日の主役たる由木まなみは、以前ご紹介したゴールデン・ヴェールの正体であり、それはジャケットスリーブ表面に「由木まなみ(ゴールデン・ヴェール)」と明記してありますので、掲載ジャケ写を拡大して、ご確認くださいませ (^^)

そして、そこまで正体を明かしてしまった以上、生半可な歌唱力という事は絶対に無く、作詞:中山淳太郎&補作詞:村上千秋、そして作曲:城美好=チャーリー石黒から提供されたムード演歌の収録A面曲「涙こがして」をハスキーボイスとエグ味の効いた節回しで聴かせてくれるんですから、たまりません ♪♪~♪

そして、実は佐藤けんじの編曲によるバックの演奏がギターやテナーサックス、抑えたドラムスとベースが主体というシンプルなコンボスタイルで、ど~にもスカスカしているあたりが物足りなくもあるんですが、それゆえに彼女の上手いボーカルが堪能出来るという、プラスマイナス・ゼロ?

―― みたいな仕上がりという印象なんですが、個人的には如何にも玄人っぽいジャケ写イメージとのバランスは崩れていないと思っております。

ちなみに、この「涙こがして」も後に内山田洋とクールファイブがリメイクレコーディングしており、またゴールデン・ヴェールとしての「命こがして」との曲タイトルの共通感も含めて、なかなか気になる流れがあるんですが、件のゴールデン・ヴェール盤の発売が昭和42(1967)年4月、そして由木まなみ名義の掲載盤が同年6月とされていますから、ほとんど同時期に活動していたわけで、果たしてライブギグ等々では、どっちで歌っていたのか!?

思わずタイムマシンにお願いしたくなっちまいますねぇ~~ (^^)

ということで、やっぱり本日も昭和歌謡曲の面白さを再認識という拙稿、毎度の事で皆様には飽きられているとは思いますが、サイケおやじとしては、訪れてくださる皆様のご厚情に深く感謝しております <(_ _)>

これからも、よろしくお願いいたします <(_ _)>


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