■お願いがあるの c/w どこかでだれかに
/ 木本泉 with 大橋巨泉とザ・サラブレッズ (フィリップス)
掲載したのは、サイケおやじが大好きな「きもといづみ」が木本泉としてジャズを歌っていた初期に出したシングル盤で、バックを務めたのはジャケ写にも登場している大橋巨泉とザ・サラブレッズというのが、今も昔も大きなウリでしょうか (^^)
つまり、それは収録楽曲が言わずもがなのイージーリスニング系ソフトロック歌謡に仕上がっている事に他ならないわけですが、発売されたのが昭和45(1970)年7月というのも、そのあたりを補足説明している気がします。
ちなみにザ・サラブレッツはマルチタレントにしてジャズにも造詣が深い大橋巨泉が子飼いのバンドで、メンバーは杉原淳(ts,fl,cl)、中島一郎(p)、根市タカオ(b)、池貝まさとし(ds) というカルテット編成だったんですが、レスター・ヤング直系のソフトで歌心に溢れたテナーサックスを聞かせてくれる杉原淳は、それゆえにモダンスイングからボサノバまで、なかなか趣味の良いスタイルを得意としていたもんですから、その頃に大橋巨泉が仕切っていたテレビ深夜番組の「11PM(日本テレビ)」における演奏をサイケおやじは毎回楽しみにしておりました。
もちろん、一緒に木本泉も出演していたので、このシングル盤のレコーディングセッションも上々の雰囲気だったんじゃ~ないでしょうか。
で、肝心の収録曲は作詞:一谷伸江&作曲:杉原淳とクレジットされたA面「お願いがあるの」が既に述べたとおり、ソフトロック歌謡の神髄と申しましょうか、オシャレなストリングスがニクイばかりのアレンジは大柿隆一のイイ仕事♪♪~♪
そして丁寧に、ハートウォームに歌ってくれる木本泉のボーカルの安定性は言わずがな、控えめにミックスされたコーラスが大橋巨泉&ザ・サラブレッツだとしても、イヤミが全く感じられないのは結果オ~ライでしょうか。
そして、その意味で尚更に素敵なのが作詞:大橋巨泉&作曲:杉原淳が提供のB面曲「どこかでだれかが」でして、これが本領発揮というボサノバ歌謡の決定版 (^^♪
コンボスタイルのバックで活躍するザ・サラブレッツのイカシた演奏とフワフワとグルーヴする木本泉のボーカルは、本当に何時までも聴いていたくなりますし、それを邪魔していない渋谷毅のアレンジも素晴らしいと思います (^^♪
いゃ~~、猛暑や大雨、そしてコロナ禍という現在の鬱陶しい夏には、ジャストミートのシングル盤じゃ~ないでしょうかねぇ~~♪
ということで、それにしてもコロナ禍拡大の一途は、不安しかありませんし、既に顕著になっている各方面における社会経済活動への影響は深刻そのもの…… (>_<)
特に感染したと自覚症状があっても、容易に診察を受けられない医療体制の逼迫は、現行法律下では解決が困難かもしれません。
そこで、あくまでもサイケおやじのトーシロ考えではありますが、看護学校で実習課程にある生徒を現場へ積極的に派遣するとか、それはそれで相当に危険な状況ではありますが、既に考えられていると思うんですよ……。
もしも「お願いがあるの」とすれば、コロナ禍の収束を願うばかりでございます <(_ _)>
そして、名曲です。
つい、この前に、わがターンテーブルに載せたばっかりのジャケットも素敵な愛聴盤。
やっとサイケおやじさんと波長が合ってきました!?
コメント、感謝です。
こ~ゆ~レコードは、ある日突然に聴きたくなるんじゃ~ないでしょうか?
そ~ゆ~シンパシーは、何処かで必ず共鳴するものと信じております (^^)