OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

好きなればこその彼女

2021-04-30 19:38:31 | 歌謡曲

恋時計 / みずさわ美都とクレイジー・ラブ (テイチク)

あの独特のビート感を潜ませた鼻声の節回しは、歌手・いしだあゆみを屹立させた絶対的な個性だと思いますが、当然ながら、彼女のフォロワーが幾人も登場していたのは言わずもがな、昭和49(1974)年に本日掲載のシングル盤を出した「みずさわ美都」も、大いに気になる存在でした。

で、結論から述べさせていただければ、彼女は「水沢夕子」の変身と申しましょうか、改名しての再デビューという事になるのでしょうか、とにかく随所に滲み出る「いしだあゆみ調」に、思わずニンマリさせられてしまうのが、作詞:山口あかね&作曲:藤本卓也から提供されたA面収録曲「恋時計」なんですねぇ~~ (^^♪

それはエレピも印象的なソフトロック演歌であり、丸きっり「いしだあゆみ」がモロ出しの曲調は明らかに狙っていたんでしょうか?

それとも、実は「水沢夕子」時代から既に微妙な「いしだあゆみ」を表出させていた彼女の声質や節回しを堂々と活かす目的で企図されたものなのか、とにかくクレイジー・ラブと名乗る男性コーラスを起用した山田年秋のアレンジが新機軸ではありますが、やはり全体としての「いしだあゆみ調」はニクイところですねぇ~~♪

告白すれば、この「恋時計」を初めて聴いた時のサイケおやじは、それが騒がしい酒場の有線だった事もあり、てっきり「いしだあゆみ」かと思い込んでいたほどですよ、長年 (^^;

まあ、そのあたりが昭和歌謡曲の面白いところでありましょう (^^♪

ということで、いしだあゆみが本年春の叙勲を受章という嬉しいニュースもありましたですねっ!

現在は歌手としての活動は休止されているのでしょうか、とにかく表舞台に登場する機会も減少気味な昨今、あらためて彼女の素晴らしさを味わうも良し、あるいは彼女のフォロワーを追い求めるという脇道さえも、大いに甘受する連休にしたいなぁ~~ (^^♪

なぁ~んて、思っているのでした (^^;

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