OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

哀ダンサーの誘惑

2020-03-16 20:22:51 | 歌謡曲

哀ダンサー / 本田美緒 (東芝)

今となっては、正に「アイドル天国」であった昭和50年代後半に夥しく発売されたそのジャンルのレコードは、失礼ながら有象無象!?

ですから、それが本物か偽物か?

なぁ~んていう議論は無用の長物とは思いながらも、自分なりに、これはっ!?!

と、思わず惹きつけられる楽曲に出会った時には嬉しくもあり、今更なぁ~~みたいな面映ゆさを感じたものです。

例えば本日掲載のシングル盤A面曲「哀ダンサー」は、おそらくは本田美緒と名乗るアイドルシンガーのデビュー作と思われますが、これが如何にも発売された昭和57(1982)年の洋楽ヒットがド真ん中というブラコン歌謡の決定版 ♪♪~♪

それを歌っている本田美緒については例によって知るところもありませんが、アルトボイスも印象的な実力派というイメージがあり、しかしテレビの歌番組で接した彼女はアイドルという括りの中では聊か地味というか、あまり「華」のある存在ではなかったという記憶があります。

また、この「哀ダンサー」は掲載のジャケ写にも記載があるとおり、「第13回世界歌謡祭入賞曲」「第24回ポピュラーソングコンテスト・グランプリ曲」という大仰なキャプションがウリになっていますが、作詞作曲を担当した大城光恵は、後にCMソングや劇伴の世界で活躍した事は良く知られていますが、多分「哀ダンサー」が、その出世(?)の糸口だったのかもしれません。

しかし、残念ながら、ヒットしたとは言い難いのが、こ~ゆ~可愛げの無いアイドルソングの宿命……。

本田美緒にしてもブレイクしないまま、局地的なアイドルマニアに崇められつつもフェードアウトしたように思いますしが、サイケおやじとしては、もしもアルバムを出していたのなら、聴いてみたいと願っています。

ということで、言わずもがなではありますが、これもリアルタイムでは手が出ず、時代は平成に入ってから中でゲットした1枚です。

うむ、昭和のアイドル歌謡も奥の細道の泥沼という、巷の常識には抗えませんねぇ……。

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