■麗華の夢 / ジュディ・オング (CBSソニー)
今月に入って、強欲なヤリテ婆を相手に仕事で苦闘しているサイケおやじです。
それは相手は強情で、こっちが歩み寄ったら、ますます増長する様な、つまりは最初っから否定を前提にしているんですから、始末が悪いですよ、全く!
と、まあ、本日も嘆き節ではありますが、相手を否定するなら、それなりの言い方ってのがあるはずということで、取り出したシングル盤は、昭和55(1980)年に発売されたジュディ・オングのフェロモン歌謡「麗華の夢」をA面に入れた人気アイテム♪♪~♪
説明不要とは思いますが、当時のジュディ・オングは「魅せられて」のメガヒットからノリまくっていた頃ですから、何を歌ったって当たるのは当然とはいえ、ここまで下世話なエロスを表出してくるとは、ちょいと衝撃を受けましたですねぇ~~♪
なにしろ歌っているアクションが孔雀(?)の羽扇子をヒラヒラさせては腰を振るという、いやはやなんともの振り付けでして、さらに歌詞の中のキメ台詞「そうじゃ~ないのぉ~」を意図的にメロディラインから外してセクシーに囁くという味付けは、ほとんど反則に近いでしょう。
こ~ゆ~企画が果たして作詞:阿木燿子&作曲:筒美京平という、前述「魅せられて」からのソングライターコンビに最初から伝えられていたのか、それはなかなか興味津々でありまして、だからこそ筒美京平のメロディがイマイチ、フックがはっきりしないのは、阿木燿子の綴った歌詞から滲み出る女の性欲みたいなものを優先させたからでしょうか?
しかし、だからこそ、件の「そうじゃ~ないのぉ~」の溜息ボイスを聴きたくて、何度もレコードに針を落としてしまうというわけです。
ということで、冒頭で嘆いた強欲婆には、せめて相手を否定する時、このジュディ・オングみたいにやってみたらいかがなものかっ!
と……、サイケおやじは痛切に思うわけですよ。
でもねぇ~~、あんな女が妙なフェロモンを放出したって、それは失礼ながら……、ですよ (◎_◎;)
もちろん、相手がジュディ・オングだったなら、どんな条件でも認めてしまう気がする自分が怖いわけですが……。
失礼致しました。