OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

我欲を癒す里灯り

2021-12-06 19:20:12 | 歌謡曲

里灯り c/w 恋人通り / 前川ゆき子 (キングレコード)

欲しい物が手に入った時の喜びこそが生きる力!

つまり、サイケおやじの人生は物欲に支配されているわけですが、それが成就した時の心持の良さは麻薬的かもしれず、とすれば自分の生き様は中毒性が強いんだなぁ…… (^^;

なぁ~んて、そんなこんなの自覚症状が本日もありましたですよ (^^♪

それが掲載した前川ゆき子のシングル盤でして、ネットに出品されていたブツを発作的にゲットし、夕方になって勤務先に届いた時の嬉しさは、格別!

で、早速、仕事場に持ち込んである小型電蓄プレイヤーで鳴らしてみたら、まずは作詞:山上路夫&作曲:鈴木邦彦から提供のA面曲「里灯り」が、小柳ルミ子が十八番にしていた故郷歌謡路線を踏襲したミディアムテンポのフォーク演歌に仕上がっており、これが如何にも発売されたと思しき昭和49(1974)年のムードにどっぷりと浸かり込まされてしまうんですねぇ~~♪

もちろん、前川ゆき子の声質はソフト&センチメンタルな個性が全開していますし、高田弘がアレンジした、美しくも押しの強いストリングスとの相性もバッチリですよ (^^♪

まあ……、歌詞の内容が故郷から都会へ出て行った愛しい男を思う女の心のせつなさが……、という、ありがちな心情描写ですから、その程好いマンネリ感こそが、彼女の歌唱スタイルにはジャストミートしているんじゃ~ないでしょうか?

その意味で、同じ制作陣が手掛けたB面曲「恋人通り」は尚更にポップス風味を強めた、これまた十八番の「あべ静江」フォロワーの存在証明と書きたいところなんですが、むしろ、これからの「前川ゆき子」を予感させる様な仕上がりと思います。

しかし、現実的には、サイケおやじには彼女に関する情報が完全に不足しているもんですから、とにかく遮二無二(?)猟盤活動を継続していく他はありませんし、その原動力が物欲に根差している事は、皆様ご推察のとおりです (^^ゞ

ということで、己の卑しさとか、我欲に憑かれている本性を見抜かれたとしても、それはそれで納得している次第です、繰り返しになりますが。

もはや、言い訳にもなりませんが、お金は生きているうちに使いましょうね (^^;

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