OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

下世話でノリノリの篠塚満由美

2023-10-29 16:36:03 | 歌謡曲

月影のTOKYO / 篠塚満由美 (ポリドール)

篠塚満由美は「しのづかまゆみ」としてアイドルシンガー ~ 実力派歌手としての活躍に加えて、ものまねタレントとしても活躍していたので、その歌唱力には絶対的な安定感があるにもかかわらず、決してレコードの売り上げは芳しく無かったが故に現在では、中古市場の人気商品になっているアナログ盤が幾つかありまして、例えば昭和56(1981)年に発売された本日掲載の1枚は、そのジャケ写のキッチュなデザイン共々に、ど~してもレコード盤として持っていたいと思わせられるんじゃ~ないでしょうか (^^)

もちろん、篠塚満由美が自らの作詞に亀井登志夫が往年のイタリアンツイスト調のメロディを附したA面曲「月影のTOKYO」は、出し惜しみしないウケ狙いのアレンジを施した馬飼野康二のイイ仕事も相まって、これが痛快なほどにノリまくったアップテンポのファンカラティーナ歌謡曲 (^^♪

つまりはラテンファンキーなポップス歌謡であり、恣意的とも思えるエグ味を滲ませたボーカルを披露する篠塚満由美の節回しは絶品ですから、こ~ゆ~オシャレで下世話な歌謡曲が当時、何故にウケなかっのか……?

まあ……、時代は女の子アイドル隆盛期でもあり、また演歌やニューミュージックも並行して根強い人気があった頃でしたから、今となってはプロモーション云々の問題もあったのかもしれません……。

しかし、こ~ゆ~レコードが前述したとおり、中古市場で人気を集めている現実を鑑みれば、篠塚満由美と制作スタッフには感謝しかありますまい (^^)

ちなみに、ここで作曲を担当した亀井登志夫は、なかなか上手いフュージョンバンドをやっていた才人で、確かバイオリンやボーカルを演じていたと記憶しているんですが、作曲家としてはメリハリの効いた明確なメロディラインを書ける職人として、多くの名曲を様々なジャンルの歌手やグループに提供しているので、もっと評価されてもいいんじゃ~ないかと思っております、サイケおやじは。

閑話休題。

ということで、またまた告白すれば、現在入れてもらっている高齢者バンドの本日の練習において、この「月影のTOKYO」をエレキ歌謡っぽくやってみないか?

なぁ~んていう提案がありまして、サイケおやじは無論 ――

―― 望むところだっ!

そんなこんなの嬉しさから、帰宅するや否や、私有盤に針を落としつつ、拙文を認めているというわけです (^^)

いゃ~~、素敵な名曲って、まだまだ夥しく残されているのが昭和歌謡曲の世界ですねぇ~~♪


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