■ミカンが実る頃 / 藍美代子 (ワーナーパイオニ)
年末だというのに、昨日は相当にヘヴィな楽曲を掲載してしまいましたので、本日は爽やかな日本情緒の歌謡曲を取り出しました。
ご存じ、昭和48(1973)年秋から新春にかけて大ヒットした、藍美代子の「ミカンの実る頃」です。
しかし、と書いてしまいながら、その真相は実家にどっさりとミカンが届いたからで、なんとっ! 今年の秋にちょっぴり懇意になったばかりのミカン農家のご主人からの贈り物なんですが、その量が半端ではなく!?!
慌てて件の送り主に連絡したところ、どうぞご家族で食べて下さい、絶対に美味しいですよぉ~♪ そう言われてしまっては、恐縮至極、深謝するのみのサイケおやじというわけで、この藍美代子の「ミカンの実る頃」も尚更に心に滲み入るというわけです。
ちなみに藍美代子は、これがデビューの大ヒットなんですが、以前には純エリ子として売れなかった時代があり、それでも歌の上手さは天下一品でしたからねぇ~♪
作詞:山上路夫&作曲:平尾昌晃、そして編曲:森岡賢一郎という最高の制作陣が企図した世界を完璧に歌ってしまった、その実力はリアルタイムから高く評価されていましたし、現在でも後追いのファンは相当に増大しているんじゃ~ないでしょうか。
あぁ、如何にも昭和40年代後半の清純派歌謡スタアという佇まいに、乾杯!
ということで、話の本筋として、件の大量のミカンは、とても家族だけでは食べきれませんから、ご近所や親戚、友人関係に御裾分けに回っているのが、本日のサイケおやじの行動であります。
うむ、御返しはどうしょうかなぁ~~。
仕事絡みで知りあった人ではないので、あれこれ考えるのも、年末年始には楽しい悩みになるかもしれません。
それにしても突き抜ける高音な唱法もそうですが楽曲自体も民謡ペンタトニックなので、そういうルーツを感じさせるデビュー曲で印象深かったですね。
この曲が出た73年のことは結構よく憶えていて、フィンガー5とキャンディーズもデビューレコードを出したのはこの年ですな。
まあそれは当時持っていた平凡、明星の付録のソングブックをその後も高校生ぐらいまで持っていて良く見ていて、記憶の裏打ち?をしてたからなんですけどね。
という訳で、イントロのギター(民謡ペンタ)が大好きなのでこの曲をどうぞ!
http://www.youtube.com/watch?v=jRD9XIySHDY
コメント&ご紹介、感謝です。
とにかく「ミカンの実る頃」は、最初のAメロで決まりっ!
素晴らしい黄金律が出てしまったんじゃ~ないでしょうか。
当時の日本人で、これが嫌いな人は、どのくらい居たのか? というほどかもしれませんねぇ~♪
平凡や明星の付録歌本は、コードも細かいところまで記載があって、それゆえに「sus4」って、なんだろう……?
と悩んだ(?)こともありましたですよ(笑)。
それとキャンディーズは、やっぱりキャラの確立が素晴らしく、不滅と痛感です♪
農耕民族の血が騒ぐイイ歌詞ですねぇ。
メロディは、ちょっと朝鮮民謡風でもあります。
藍美代子さんはご健在、地元仙台でパブスナックを営業しながら、ジャズ歌手として活躍されているそうです。
サイケ先輩、その後、お身体の具合は如何でしょうか。
クリスマスも新年のお祝いも、健康であればこそ。
この歳になると、つくづくそう思ひます。
ブログの毎日更新には頭が下がりますが、来年は、あまり律儀に考えず、体調に留意しながら、ゆる~く、続けて行かれては如何でしょう。
最後になりますが、来るべき平成二十六年が、諸先輩・御同輩・後輩の方々にとって、素晴らしい一年となりますよう、心より祈念しております。
お見舞い&応援、感謝です。
おかげさまで、体調も回復、来年に向けて大切に時間を過ごしております。
さて、昭和歌謡曲は朝鮮半島のモードを基本にしたところが否定出来ませんが、そこへ洋楽のビート、ユダヤ人のモードが混じりり合って完成されたように思います。
交配種、雑食性は強いということで、来年もよろしくお願い申し上げます。