■泣かずにいてね c/w チュッ!チュッ!チュッ! / ザ・カーナビーツ (フィリップス)
面従腹背はサイケおやじの得意技なので、ど~のこ~のと他人の態度を評する事は決して出来ないんですが、それにしても最近仕事で親密になった某氏の裏表の顔の落差・格差は凄いなぁ~~、と感心させられるばかりです。
例えば平素は人当たりの良い態度が、相手の傍若無人やスジの通らなさに対しては、突然怖い口調で封じ込めにかかるし、自分の役目に徹する場合には、それこそ地面に頭を押し付けんばかりに平伏!
しかし、一方では絶対に主張を曲げず、それでいて融通は利きすぎるほどに物分かりが良い人物なんですから、普通に考えれば嫌われ者のはずが、なかなかの人望を各方面で集めているんですから、あれぇ~~~、てなもんです。
それは実際、サイケおやじにしても、少なくとも仕事では信頼感を覚えますし、様々にやり易い事が多々あるもんですから、決して蔑ろには出来ないなぁ~、と思うばかりなんですよ。
人間誰しも、大なり小なり、裏表があって当然の世の中、そこで思い出して取り出したのが昭和43(1968)年にカーナビーツが出した本日掲載のシングル盤で、まずはA面の「泣かずにいてね」がベタベタの歌謡曲!?
ところがB面に収録された「チュッ!チュッ!チュッ!」がハチャメチャに弾けたニッポンのロックなんですから、その落差・格差は実際に皆様に聴いていただく他はありませんし、しかも両面2曲共に作詞:橋本淳&作編曲:すぎやまこういち!
まさにプロの仕事と言っちゃ~お終いなんでしょうが、こ~ゆ~ものが堂々と罷り通っていたのも昭和元禄の底力であり、この世のひとつの理なのかもしれません。
もちろんカーナビーツにとっては、その両方が共に表の顔でありましょうし、人気の秘密の一端だったように思います。
ということで、常日頃からバランス感覚の悪いサイケおやじは、つまるところ世渡りが下手ですし、引かされた貧乏籤にも即座に気が付かない時も間々あるという……。
本当に自嘲の上塗りです。
さあ、ありがたい事に今夜は宴会のお誘いもいただきましたので、裏も表もどっちが本当なのか?
そんなふうに盛り上がりたいものです。