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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-75:松田京子

2022-04-11 19:20:26 | 歌謡曲

涙いろの湖 / 松田京子 (日本ビクター)

GSブーム全盛期だった昭和43(1968)年前後には、正統派歌謡曲からも所謂エレキ&GS歌謡に分類される楽曲が夥しく制作され、それはGSのバンドやグループが有象無象登場していた現象と重なるものでしたから、今でも中古市場では、そんなこんなのブツが相当数出回っている状況を喜んでいるのは、サイケおやじだけではないでしょう (^^ゞ

本日掲載のシングル盤も全く、そんな中の昭和43(1968)年に発売された1枚と思えば、ミニスカのワンピースでゴーゴーポーズの松田京子の笑顔にも和んでしまうわけですが、作詞:丹古晴己&作曲:松尾安巳とクレジットされたA面曲「涙いろの湖」が典型的なGS歌謡の体裁になっている反面、竹村次郎のアレンジが、ど~ゆ~理由か、ちょいとばかり青春歌謡スタイルになっているのは、???です(^^;

その所為でしょうか、松田京子の歌いっぷりにはロックフィーリングが物足りない雰囲気で、発声や節回しに微妙な民謡フレイバーが感じられるんですが……、そ~思っているのはサイケおやじだけかなぁ…… (^^;

もちろん、松田京子についても、「この人」シリーズでのご紹介ですから、彼女のプロフィールは知る由もありませんが、個人的には勿体ない仕上がりとしか思えず、また、逆に言えば「幻の裏傑作」と認定される可能性もあるような気がしております。

ということで、どんな業界においても「流行」を無視する事は出来ないとはいえ、それにガッチリとアクセスした結果を出す事の難しさは言うまでもありません。

しかし、だからこその「懐かしさ」や「面白さ」が後世に残っている真実も確かにある以上、あらためて時の流れの偉大さを感じ入っております。

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