■カナダの夜明け / 市川瑛子 (ワーナーパイオニア)
歌謡曲には「ご当地ソング」というジャンルがあって、全国津々浦々、その地名や名所旧跡を歌い込んでおけば、少なくともローカルヒットは狙える!?
という思惑の推察は易いわけですが、それが国際的というか、海外にまで及んでいるとなれば、どんな事情があるのか、ちょっぴり気にならざるをえません。
例えば本日掲載のシングル盤A面曲「カナダの夜明け」は昭和47(1972)年に発売されたらしいのですが、当時は例の大阪万博後とはいえ、カナダという国そのものは決して我が国では馴染があるとは言えませんでした。
しかし、それを置いておけば、この市川瑛子が歌った「カナダの夜明け」という楽曲は歌謡曲マニアの間では、なかなかの人気作らしくて、もちろんサイケおやじはそんな実相はリアルタイムから知る由もなく、当て所ない噂から先年、ようやくゲットしたんですが、これが妙に心地良い仕上がり♪♪~♪
なにしろ静謐なイントロは明らかに爽やかな朝靄系であり、その中から浮かび上がってくる、ダヤダヤダヤとスキャットされるアルトボイスの節回しには、いきなりグッと惹きつけられてしまうんですねぇ~♪
そして曲展開の思わせぶりなAメロから、ちょっぴりクセのあるグルーヴィなサビへの流れが、全篇の地味な印象を逆手に活かしたような不思議な高揚感とでも申しましょうか、作詞:さつきいつお&作編曲:藤本卓也が何を企図していたのか、そんな全くミステリ風味の仕上がりがマニアックと言われる要因なのかもしれません。
ただし市川瑛子のボーカルは既に述べたように、ここではアルトボイスで聞かせてくれる節回しが絶妙に効果的♪♪~♪
残念ながら、サイケおやじは彼女については何も知らず、私有レコードもこれっきりの1枚なんで、ますます気になる存在であります。
ということで、実は昨夜、9年前にカナダへ渡航したっきり、音信不通になっていた旧友からメールが届き、サイケおやじは心底驚いた次第なんですよ。
なんでも年末には帰国するそうなんで、再会を約束したところで、急に聴きたくなったのが、この「カナダの夜明け」というわけです。
冒頭に述べましたが、今日でもカナダはイマイチ、馴染が薄い気がしますし、ご紹介の楽曲もヒットしたという記憶はありませんが、機会があればお楽しみ下さいませ。
懐かしいご紹介、ありがとうございます。
当時のブロンソンは日本でも爆発的な人気がありましたですねぇ~。
「和製ブロンソン」のウリでデビューした国際プロレスの原とか、俳優の佐藤充も一時、そんなイメージを演じていました。
ブロンソンの主演映画は中身よりもサントラ音源が秀逸という結論もありますが、それも時代の波ということで(微笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=l1KbcexEK1Q
部分的にパクッてませんでしょうか?
映画は、1970年の公開ですから、あり得る話だと思います。ちなみにこの作品、母親に連れられて映画館で観た憶えがあります。
当時、チャールズ・ブロンソンは、男性化粧品のCMに起用され、我が国で、大ブレイクしてました。
コメント&フォロー、ありがとうございます。
仰るとおり、聴くほどに味わいが深くなりますね♪
失礼致しました。ブックマークは訂正させていただきます。
市川瑛子 - カナダの夜明け
https://www.youtube.com/watch?v=TYVk-ZsZnws
「カナダの夜明け」は半音下がるところが一筋縄ではいかない魅力があります。
ユーミンと同じで何回でも聴きたい麻薬的な曲ですね。
関係無いですが、私のブログ「毎日が…」は両方ともなく、今では「UkiUki」となっています。
ブックマークを(暇な時でいいですから)直しておいて下さい。