OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

伝承温故知新

2017-05-30 16:25:27 | 歌謡曲
かもめが翔んだ日 / 渡辺真知子 (CBSソニー)

昨夜は昭和50年代によく顔を出していた店に久々に連れて行かれたんですが、あれから長い年月が過ぎていながら、おそらくは改装もされたであろう店内やインテリア、また当然ながら顔ぶれもちがうはずのホステスさんも含めて、その雰囲気が昔のまんま?

なぁ~んていう既視感というか、タイムトリップな感覚に誘われてしまいました。

もちろん、サイケおやじが嬉しくないはずもなく、その前に些か無理難題を押し付けられ、煮え切らない態度を示す他はなかった気分にも、光明が見えたような心持になってしまったですよ♪♪~♪

特にチイママが、昔とほとんど変わらない佇まいと歌の上手さを維持していたのには吃驚で、十八番の持ちネタを次々と披露してくれたのは、本当に嬉しいプレゼントでありました。

中でも、本日掲載のシングル盤A面曲、渡辺真知子が確か2ndシングルとして昭和53(1978)年に大ヒットさせた「かもめが翔んだ日」は、本当にチイママの十八番でしたからねぇ~~、思いっきり勿体ぶった歌い出しから、アップテンポで走っていく曲展開に流されずに節回すのは相当に難しいはずが、ほとんどプロ並みに聞かせてくれたのですから、なんか印象としては、昔よりも歌が上手くなった?

そんな気持ちにさせられたところ、実はもっともっと驚いた、強烈なオチがありまして、なんとっ!

彼女はサイケおやじが知っているチイママではなく、その娘さんだとかっ!!

ひぇ~~~、これには本当にクリビツテンギョウというか、ほとんどB級ミステリのどんでん返しような、妙に心地良い肩すかしでありましたっ!

う~ん、どうりで昔のまんまの若さだったのも納得ですが、歌の上手さに関しても母親譲りであり、以前に国営放送の「のど自慢」に出場して見事、合格の鐘を鳴らしたという実力も本物だと思いましたですねぇ~~~♪

ちなみに渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」は作詞が伊藤アキラですが、メロディは渡辺真知子自らが書いたものですから、本人の自作自演はやり易いはずが、船山基紀のアレンジが既に述べたとおり、後半の盛り上がりに沿うように、どんどん走り気味のバック演奏になっている感じなので、実は相当に難しい楽曲だと思います。

もちろん、トーシロ向けのカラオケでは、そのあたりは歌い易いように改変してあるみたいなので、もしもオリジナルのカラオケで歌う機会が得られた皆様ならば、ひとつ挑戦してみるのも楽しいんじゃ~ないでしょうか。

ということで、今朝は昨夜の余韻を大切にするべく、掲載の私有盤に針を落として景気をつけました。

時が流れても、良いものは受け継がれ、折々に温故知新を体現させてくれるものと信じるばかりです。
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