■はっぴいロック / 中山千夏 (日本ビクター)
お彼岸なので帰って来ました、と云えば体裁は良いのかもしれませんが、実際は仕事の行掛りが大きいのですから、お寺参りも勢い、心身に力が入りそうです。
しかし、それにしても、あれほど歴史の転換点とか騒ぎまくっていたマスコミ各社が、今日はすっかり別なものに現を抜かしている様は、何なんでしょうねぇ~~?▼?
尤もらしくもあり、それがマスコミの本性とは分かっていても、遅かりし由良の介っていう風情で街頭演説している野党の先生方よりはマシって事でしょうか……。
新しい安保法案の中身よりも、サイケおやじとしては、巷間言われている「説明不足」という点について、矢鱈に反論していた野党の方策にも大いに疑問がありました。
極言すれば、それじゃ~、なんで野党が国民に分かり易く説明しないの???
例えばテレビのゴールデンタイムに「戦争法案の危険性を詳しく検証説明」という特別番組を野党が制作放送しても良かったでしょう。
なにしろ野党の先生方の中にだって、スポンサーになれる富豪や企業経営者は大勢いますから、常日頃のバラエティ番組でアホバカを演じているタレントや集団アイドルのピックアップメンバーを出して、Q&Aスタイルとか、とにかく国民に自らが危惧する状況説明を簡潔簡便に伝える努力(?)は必要だったんじゃ~ないですかねぇ~~~。
もちろん、そんな良識のある(?)番組なんて、視聴率は低いでしょうが、野党である事の存在証明としては、矢鱈に反対を唱えるよりは正当性があったような気がしています。
世の中には夥しい法律があり、その中には二律背反的な矛盾を含むものさえあるのが世の中ですから、法律家という職業が成り立っているのもムベなるかな、必ずしも全てが効率良く運用されていないのが、法律の有用的正体かもしれません。
つまり、それがあることの安心感というのも、決して疎かには出来ないと思うんですよ。
今回の安保法案にしても、あればあったで問題かもしれませんが、もしも無かったとした時の未来予測なんて、誰も責任が持てないはずです。
ということで、そんな煮え切らない気分の時こそ、本日掲載のシングル盤A面曲「はっぴいロック」をヘビロテ!
とにかく自作の歌詞をグルーヴィに節回す中山千夏の声の魅力は、なかなかクセになりますよ♪♪~♪
もちろん逆説も含んだその中身に対し、作曲:都倉俊一&編曲:馬飼野俊一という洋楽系作家コンビのツボを押えた手際も素晴らしく、打楽器のドンズバなフィーリングやリズムギターとブラスのコンビネーションの楽しさは、まさにはっぴぃ~はっぴぃ~~♪
ちなみにジャケ写だけ見ると、これは夏場向けの音頭物と思い込みますが、実は発売されたのは昭和46(1971)年の1月ということで、ロングセラー狙いの企画盤なんでしょうか、裏ジャケには振付の連続写真も掲載されていますが、ミニスカ姿でバチを構えた中山千夏のポーズこそが、まさに昭和の悲喜こもごもかもしれません。
ということで、当然ながらサイケおやじも新しい安保法案については、細部まで知ってはいません。
そんなものに依存する前に、戦争という愚行を回避していくのが政治家の存在意義であり、また祖国や国民や家族は誰が守るのかという部分だけでも、我々は心に留めている事が大切と思うばかりです。
本日は例によっての独断と偏見により、かなり調子の高い内容になってしまったので、お叱り覚悟しております。
本音を言えるのがブログ運営の楽しみのひとつと、自分に言い聞かせているのでした。