OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-118:小林暁美

2022-11-20 19:17:04 | 歌謡曲

シンデレラの恋 / 小林暁美 (ポリドール)

毎度の事ではありますが、本日の主役たる小林暁美もサイケおやじとしては「この人」シリーズの歌手とはいえ、レコードそのものは幾枚も中古屋で見かけるもんですから、ついつい3枚ほどゲットしてしまった中で、これが一番のお気に入りというのが本日掲載のシングル盤です。

それは、とにかく収録A面曲「シンデレラの恋」が、発売された昭和43(1968)年8月のムード横溢というGS歌謡の裏傑作!

―― という思いに尽きるからでして、作詞:水木かおる&作編曲:小林亜星から提供されたアップテンポでイイ感じのマイナーコードが仕込まれた楽曲の流れには、イントロからサスペンスフィーリングのストリングスやドカドカ炸裂するドラムス、そして当然ながら幾分湿りっ気の滲むエレキギターの音色にグッと惹きつけられるんですねぇ~~ (^^♪

そして肝心の小林暁美の歌いっぷりが、これまた素晴らしく、ネチネチした節回しと絶妙な水気を滲ませた声質のジャストミート感こそは、こ~ゆ~楽曲には最高の相性と思うばかり (^^♪

残念ながらヒットしたとは言い難いシングル盤ではありますが、GS歌謡や歌謡ポップスを愛でる皆様であれば、こんなサイケおやじの気持ちもご理解いただけるものと思っております <(_ _)>

ということで、本日は本当に短いご紹介になってしまいました。

実は……、そ~なったのも、今朝から急に寒くなった所為でしょうか、持病の肋間神経痛が酷くなり、高齢者バンドの練習も欠席して、先ほどまで布団の中で呻いておりましたので…… (>_<)

夕方から、なんとか平常の生活に戻せそうな状態となり、自分自身で安心モードに強引に入っている始末であります (^^;

うむ、今夜は早く寝よう……。

皆様も、ご自愛くださいませ。

失礼いたしました <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-117:七尾理恵

2022-11-19 17:46:01 | 歌謡曲

男の女のブルース / 七尾理恵 (日本コロムビア)

この曲タイトルにして、このジャケットスリーブのデザイン!

これは、もう……、瞬時にジャケ買いさせられてしまった1枚なんですが、収録A面曲「男の女のブルース」は、それで中身も大当たり (^^♪

もちろん、歌っている七尾理恵に関しては何のプロフィールも知り得ていないサイケおやじではありますが、とにかく作詞:白鳥朝詠&作曲:市川昭介、そして編曲:成田征英が彼女に与えたのは正統派ソウル演歌と申しましょうか、ミディアムテンポでブラックフィーリングが仕込まれたリズムセクションをバックに咽び泣くテナーサックスのイントロや絡みつくフレーズ、加えて恣意的にダサイ味わいのストリングス等々で練り上げられた演奏パートが用意周到としか思えませんし、何よりもイイのがエグ味の利いたハスキーボイスで粘っこく歌ってくれる七尾理恵の歌謡魂なんですねぇ~~♪

極言すれば、これが発売された昭和45(1970)年当時、既に全盛期だった森進一や青江三奈のフィーリングに準じたというよりも、幾分拡大解釈気味なところは好き嫌いがあるかもしれませんが、それがジャケ写の雰囲気にはジャストミートしているんですから、たまりません (^^♪

もちろん、歌詞の世界は曲タイトルどおり、男と女の刹那の宿業みたいなブルース演歌とはいえ、彼女の声質と重心の低い節回しがあれば、それも実にキャッチーな仕上がりじゃ~ないでしょうか (^^)

CD化等々の復刻状況は知る由もありませんが、歌謡曲ファンには激オススメしたい名曲・名唱と思っております。

ということで、これからのサイケおやじの蒐集ターゲットに入った七尾理恵、最高ぉぉ~~♪

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川村ゆうこの歌謡ロックは…

2022-11-18 17:30:04 | 歌謡曲

孤独なランナー / 川村ゆうこ (FOR LIFE)

これは……、もう……、ほとんどアイドルシンガーとしてのイメージじゃ~ないのかっ!?

―― と、このジャケットスリーブが附いた川村ゆうこの 2nd シングルに初めて接したサイケおやじは、面食らうとは、この事かぁ~~!?

そんな思いを強くさせられたのは、昭和51(1976)9月某日、しかも、それ以上に仰天させられたのが収録A面曲「孤独なランナー」をレコード屋の店頭で聴かされた時でありました。

なにしろ、それはヘヴィなドラムスとファンキーなベースやギターが入った歌謡ロックのアイドルシンガー的展開と申しましょうか、そこで制作クレジットを確認してみれば、そこには作詞:松本隆&作曲:大野克夫、そして編曲:萩田光雄という如何にもの職人ライターが名を連ねていたのですから、さもありなん!?

もちろん、楽曲そのものは、なかなかキャッチーな歌謡フォーク味も滲んでいますし、個人的には嫌いではないんですが、川村ゆうこの声質やソフトな節回しの魅力とは幾分懸け離れている感じで、ちょいと面映ゆいというか…… (^^;

ちなみに曲タイトル「孤独なランナー」と云えば、今日ではジャクソン・ブラウンが1977年に出した傑作ライブアルバム「Running On Empty」の邦題を強く想起させられるわけですが、当然ながら、それは川村ゆうこが、先!

―― ということで、決着(?)させたいものですねぇ~~ (^^;

閑話休題。

しかしながら、やっぱり……、これも川村ゆうこにとっては空振りで、結果的には本来のシンガーソングライターとしての実力を認められぬまま、何時の間にかフェードアウトしてしまったわけですが、サイケおやじとしては、太田裕美っぽい路線を望んでいたこともあり、なにやらホロ苦い気分が今も拭い去れません、この「孤独なランナー」を耳にすると……。

う~ん、出来れば、カントリーロック風味のアレンジで、歌って欲しかったですねぇ……、これを (^^;

現在の彼女は再び活動を活性化させているらしいので、僭越ながら、爽やか系の歌謡フォークを歌っていて欲しいと願っております。

「孤独なランナー」は歌っているのかなぁ~~~ (^^;

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ド演歌エバーグリーン part-3:カスバの女

2022-11-17 18:51:22 | 歌謡曲

カスバに女 / 緑川アコ (クラウン)

本日のお題「カスバの女」は、これまた必ずしも「ド演歌」とは決め付け難いとは思いますが、この名曲をカバーの持ネタとしている歌謡曲シンガーの夥しさ、特に昭和の流行歌や演歌のフィールドを主戦場(?)にしているのであれば、尚更というレコーディングも夥しく残されている事は説明不要じゃ~ないでしょうか。

サイケおやじが初めて「カスバの女」を聴いたのは昭和42(1967)年、掲載のシングル盤に収録された緑川アコのバージョンだったんですが、今となっては普く膾炙しているとおり、オリジナルバージョンは昭和30(1955)年に制作発売されたエト邦枝の歌唱によるものだと云われています。

ただし、その頃は決してヒットには至らなかったらしく、やはり最初に「カスバの女」を世に知らしめたのは緑川アコのヒットバージョンだと思うんですが、いかがなものでしょう。

それは作詞:大高ひさを&作曲:久我山明が明らかにエキゾチックな風味を強めて作り上げた盛り場演歌であり、メリハリの効いた曲メロは全くのド演歌でありながら、歌詞の世界の舞台はアルジェリアの首都アルジェという、当時も今も日本人にとっては馴染の薄い異国、しかも「カスバ」と呼ばれる旧市街地の歓楽街なんですから、清水路雄のアレンジによる演奏パートにジャズっぽさが表出し、イントロから印象的なハニー・ナイツの男性コーラスも、また然り ♪♪~♪

つまり、ありがちなムード歌謡とは完全に一線を画する味わいであるにも関わらず、緑川アコの歌いっぷりはアルト系低音ボイスから微妙なエキセントリックさを表出させたハイトーンによる節回しの素晴らしさであり、しかも「ド演歌」フィーリングが存分に発散されているのですから、これがヒットしなかったら、歌謡曲の神様は如何に!?

ちなみにオリジネーターのエト邦枝は戦前から活動していた女性歌手であり、当然ながら後追いで聴いた音源からだけではありますが、なかなかの洋楽フィーリングで歌っている感じからして、この「カスバの女」は絶対的な存在感を示せるチャンスだったと思うんですが、様々な事情から、リアルタイムではヒットバージョンとはならず、本人も引退されていた様ですが、それでも昭和40年代後半頃からはテレビの懐メロ番組に登場し、本家本元の「カスバの女」を披露してくれたのは、嬉しかったですねぇ~~♪

告白すれば、サイケおやじは、その時になって初めてエト邦枝の実在に接したわけですが、漂う品格と慎ましい美貌は齢を重ねていても強い印象を残してくれましたし、しっかりとした歌唱力も凄いと思いましたですねぇ~~♪

そして、エト邦枝の歌唱する「カスバの女」からは、それほど「ド演歌」フレイバーが発散されていなかった事も、ちょいとした驚きでした。

結局、この「カスバの女」に、それを塗したのは緑川アコだったんのかもしれず、続いて夥しく制作発売されたカバーバージョンの多種多様な表現こそは、「カスバの女」という楽曲レコードを蒐集する楽しみに他ならないというか、個人的には、そんなふうに思うばかりでございます (^^)

ということで、既に述べたとおり、名曲「カスバの女」は大勢の歌手やグループにカバーされておりますが、やっぱり個人的には緑川アコのバージョンが一番好きです (^^♪

しかし、それでも今後未来永劫、カバーされ、歌い継がれるのが「カスバの女」の名曲としての定めかもしれませんねぇ~♪

本当に、そ~思っております。

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この人だぁ~れ part-116:マルガリータ ~ カタコト歌唱の魅力

2022-11-16 17:36:42 | 歌謡曲

真赤なジェラシー / マルガリータ (ビクター)

本日の掲載盤も既に皆様ご推察のとおり、ちょい前にジャケ買いしてしまったシングル盤でして、もちろん主役たるマルガリータについては、「この人」シリーズに分類しておりますが、どうやら海外から日本へ出稼ぎに来ていたダンサーらしいですよ。

ですから、サイケおやじが知り得ている彼女のプロフィールは、セルビア育ちで本名はマルガリータ・マルフォンソ・イダルゴ、水泳が得意ということですから、水着姿も大いに気になるところですが、それはそれとして、とにかく収録のA面曲「真赤なジェラシー」は作詞:安井かずみ&作曲:都倉俊一、そして編曲:竜崎孝路が明らかに狙って、練り上げたスパニッシュ調の歌謡ポップス ♪♪~♪

そして肝心のマルガリータのボーカルは、例によってガイジン特有のカタコト唱法であり、おまけに声質がロリ系なんですから、微妙な被虐性が秘められている様な歌詞の世界との整合性もド返しの倒錯性は、なかなか面白いんじゃ~ないでしょうか (^^;

残念ながら、サイケおやじは彼女の実演には全く接したことがありませんし、雑誌のグラビアやテレビ等々の芸能ニュースに登場している姿も同様に記憶がありませんので、このジャケ写にして、この歌いっぷりには、尚更に妄想が(^^;

ということで、なんだか、こ~ゆ~歌手のレコードを聴いていると、カタコト歌唱だけ集めた編集盤を作りたくなるんですが、当然ながら今の時代じゃ~、差別的だとか云々で、表立ったレコード会社では無理でありましょう (^^;

そりゃ~、確かに「カタコト=拙い活舌・不安定な発音」という現実はあるでしょうが、それを差別意識に結び付けてしまうという、その発想が既に差別的なんじゃ~ないですかねぇ……?

何事も、他人の気持ちを優先して考え、行動すれば、自分に素直な気持ちは抑えなければなりませんが、単純に面白がるという本質・本音が圧し潰されるのも、完全には納得されません。

う~ん、この世は、だから疲れるんでしょうかねぇ……。

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この人だぁ~れ part-115:小滝かおり ~ 濃厚な……

2022-11-15 17:33:31 | 歌謡曲

あなたがいない / 小滝かおり (CBSソニー)

十人十色の好みは殊更料理諸々、食べ物に反映される場合が多いと思えば、中でも「味が濃い」とか「薄い」とかは、それこそ個人差が大きく、万人向けにする努力や方向性には、それなりの思惑と天才性が必要かもしれません。

そして音楽についての好みに関しても、それを嗜好品と考えれば、当然ながら味付けの濃い・薄いは必ずや付属するものでしょう。

平たく言えば、一例として、同じ演歌のコブシにしても、歌手個人各々によって、それはコテコテなのか、あっさりなのか、そんなこんなの楽しみ方を様々に提供していくのが、レコード制作会社の商業的姿勢のひとつだと思っています。

さて、そこで本日ご紹介するのは、サイケおやじにとっては完全に「この人」シリーズに分類するしかない小滝かおりが、昭和45(1970)年に出したシングル盤A面曲「あなたがいない」です。

結論から述べさせていただければ、これは作詞:かぜ耕士&作曲:麻布たけし、そして編曲:大柿隆という制作クレジットが確認出来る典型的なフェロモン歌謡であり、ロックビートのミディアムテンポで演じられるメロディラインには当時の歌謡ポップス王道の黄金律が巧みに塗されていますし、肝心の小滝かおりのボーカルにしても、露骨にセクシーな甘え口調による節回しが全開!?

おまけにイントロからのコーラスパートというよりは、合いの手なんでしょうか、辛抱たまらん状態の野郎の呻き声みたいなSE(?)とか、リズムシンコペーションのイキ具合共々に、奥村チヨや小川知子がオンタイムで披露していたセクシー路線を拡大解釈したフィーリングは全く「濃い」としか、サイケおやじには思えないんですが、いかがなものでしょう?

もちろん、そんなイメージは同様に「濃い」メイクの彼女のジャケ写ポートレートとの同期(?)を狙ったとしか思えないんですよ (^^;

ですから、既に述べたとおり、好きな人には好きっ!

―― としか言えない歌と演奏に仕上がっているのが、この小滝かおりの「あなたがいない」です (^^)

それじゃ~、サイケおやじは、ど~なんだっ!?

―― という声が、はっきり聞こえたりもするんですが、この拙ブログで取り上げたほどですから、決して嫌いではありません。

ただし……、四六時中聴いていたいとは思えないわけで、様々な楽曲を流し続けている間に、これが出て来る時の快感みたいなものが確かにあり、実際私用のPCに仕込んだファイルをランダムに自動連続再生している場合には、実に有用な名曲・名唱になっております (^^♪

ということで、齢を重ねた現在、食べ物に関しても、例えば寿司屋では「トロ」よりは「白身」が好きですし、好物の「あんかけ焼きそば」も最近は食べていませんので、つまりは「あっさり」嗜好になっているサイケおやじにしても、たまには「濃い」音楽を聴きたくなるという、本日も刹那の自己矛盾であります (^^;

失礼いたしました <(_ _)>

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悪企みにもイノセントな気分

2022-11-14 18:20:30 | サイケおやじの日常

仕事とはいえ、悪企みに加担するのは、やっぱり気分が……。

もちろん、サイケおやじは清廉潔白ではありませんし、正義の味方でもありませんが、恣意的な嫌がらせには賛同出来ないので、ゴタゴタと……。

結論は明日とはいえ、今夜は酒にも酔えない自分が恨めしくなっています。

失礼いたしました <(_ _)>

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盛り場歌謡のデュエット定番 part-1:ふたりの大阪

2022-11-13 16:45:55 | 歌謡曲

ふたりの大阪 / 都はるみ with 宮崎雅 (日本コロムビア)

諸々の状況で先行きは不透明ではありますが、どうやら本年末は、それなりに宴会モードが復活しそうな雰囲気ということならば、そんな酒席には欠かせないカラオケデュエット定番としてはド真ん中なのが、掲載したシングル盤A面曲「ふたりの大阪」でしょう (^^)

もちろん、これは説明不要とは思いますが、昭和56(1981)年に都はるみが作詞:吉岡治&作曲:市川昭介から提供されたキャッチーな名曲で、しかもデュエット相手の宮崎雅とは、当時結婚していた彼女の夫の朝月廣臣(あさづきひろおみ)なんですから、その歌唱コンビネーションは言わずもがなの素晴らしさ!?!

というか、それでもジャケ写には宮崎雅が顔出しで登場していませんし、クレジット表記にしても、極めて小さな扱いになっている事は、掲載画像を再確認していただきたいところですし、前述した宮崎雅の正体・プロフィールに関しても、当時は公にはされていなかったという記憶が…… (^^;

もちろん、そのあたりの事情について、サイケおやじは詳らかに知るところもないんですが、その頃の都はるみは人気・実力共に絶頂期でしたからねぇ~~、そんな中で発表されたデュエット曲という企画には、ナゾナゾも必要だったと思われますし、デュエット相手への好奇心みたいなものが、尚更にヒットに結び付くという戦略があったかもしれません。

ちなみに、その宮崎雅の正体について、サイケおやじが幾分なりとも知ったのは、なんとっ!

この「ふたりの大阪」が大ヒット&ロングセラー化していた最中の翌昭和57(1982)年、都はるみの離婚が発表された時で、実は宮崎雅は昭和39(1964)年に朝月廣臣(あさづきひろおみ)として歌手デビュー、その後は作曲家として所謂二足の草鞋で活動していたらしく、ちょいと残した音源が気になったりも…… (^^;

閑話休題。

さて、そこで肝心の「ふたりの大阪」なんですが、やはりデュエット曲ならではの男女のパートに振り分けられた歌詞のセンテンスに附された覚え易く、トーシロにも節回しのキモを掴み易い歌謡メロディの完成度は高く、しかも柔らかなストリングスや抑えたラテンリズムを用いたミディアムテンポのアレンジは、斎藤恒夫のイイ仕事 ♪♪~♪

個人的にはナイロン弦のギターによるリズムプレイにリードギターは鉄弦のレキントギターという、如何にも夜の盛り場歌謡にジャストミートの演奏がニクイばかりの印象です (^^♪

ちみなに、余談ではありますが、この「ふたりの大阪」がオンタイムでヒットしていた頃、サイケおやじは関西方面への出張が頻繁で、通算する年間述べ日数が3ヶ月程度だった事もあったんもんですから、飲み屋で件の「ふたりの大阪」が歌い・歌われしていた場面諸々が思い出されたりもします、これを耳にすると (^^;

もちろん、歌詞の世界の様なロマンチックな思い出なんかは、微塵もないんですけどねぇ~~ (^^;

ということで、往年の我が国歌謡界には、デュエットによるヒット曲が様々残されていますし、ヒットせずとも名作・裏傑作として認知されている楽曲も、また然り!

拙ブログでは、そんなこんなのレコードもご紹介したく思っておりますので、よろしくお願いいたします <(_ _)>

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チヨ姐さん円熟期の歌謡ロック

2022-11-12 17:23:31 | 歌謡曲

お・ん・な・唄 / 奥村チヨ (東芝)

ちょっと見、奥村チヨ

―― としか思えないジャケ写ではありますが、これは昭和53(1978)年に発売された、歴としたチヨ姐さんのシングル盤です。

もちろん、当時は売れっ子作曲家の浜圭介と結婚していた彼女ですから、昭和40年代の華やかな芸能活動からは退いていた、所謂セミリタイア状態だったとはいえ、流石に個性的な歌唱力は健在で、その円熟期ならではの味わいは、歌謡曲愛好家ならずとも、シビレさせられるんじゃ~ないでしょうか。

特に作詞:わたなべ研一&作曲:浜圭介、そして編曲:馬飼野俊一が提供したA面曲「お・ん・な・唄」は、ミディアムスローで芯の強い歌謡ロック的な雰囲気が滲む名曲・名唱なんですねぇ~~♪

それはメロディラインの音符、そのひとつひとつに気持ちが込められた、それこそ奥村チヨだけの泣き節が全開で、グッと惹きつけられますし、演奏カラオケパートでも泣きまくりのギターが、完全に同時期の歌謡ロックを象徴するかの如き存在感 ♪♪~♪

残念ながらというよりも、前述した事情から、表立ったヒットにはならなかったという記憶しかありませんが、結論から述べさせていただければ、奥村チヨは2年後、長年契約していた「東芝」から「ビクター」へ移籍し、地道に活動を再開させていった事を鑑みれば、このシングル盤は「東芝」の契約履行の産物だっかのでしょうか??

そのあたりの真相は知る由もありませんが、それはそれとして、奥村チヨの歌謡ロックも、決して悪いはずがありませんからねぇ~~ (^^)

ということで、最近は世の中の捻じれが露骨に見える出来事が多く、だからこそ、見えている真実を「真実」と思ってしまう危険性が増大しているんじゃ~ないでしょうか?

だからこそ、サイケおやじは尚更に古い物に拘り、つまりは既に価値観が残されている諸々にしか興味を抱けないというテイタラク…… (^^;

まあ……、そんな体質は子供の頃から変わってはいないんですが、新しい「何か」を求めるエネルギーがあるとすれば、サイケおやじは温故知新にベクトルが傾くというわけです。

そして本日も、中古屋を徘徊してしまったですよ (^^;

理論武装は、もう、止めたっ!

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素顔のゴールデン・ヴェール

2022-11-11 17:59:47 | 歌謡曲

涙こがして / 由木まなみ (ポリドール)

所謂「正体見たり枯れ尾花」という肩透かしは、この世に間々ある現実だと思いますが、本日の主役たる由木まなみは、以前ご紹介したゴールデン・ヴェールの正体であり、それはジャケットスリーブ表面に「由木まなみ(ゴールデン・ヴェール)」と明記してありますので、掲載ジャケ写を拡大して、ご確認くださいませ (^^)

そして、そこまで正体を明かしてしまった以上、生半可な歌唱力という事は絶対に無く、作詞:中山淳太郎&補作詞:村上千秋、そして作曲:城美好=チャーリー石黒から提供されたムード演歌の収録A面曲「涙こがして」をハスキーボイスとエグ味の効いた節回しで聴かせてくれるんですから、たまりません ♪♪~♪

そして、実は佐藤けんじの編曲によるバックの演奏がギターやテナーサックス、抑えたドラムスとベースが主体というシンプルなコンボスタイルで、ど~にもスカスカしているあたりが物足りなくもあるんですが、それゆえに彼女の上手いボーカルが堪能出来るという、プラスマイナス・ゼロ?

―― みたいな仕上がりという印象なんですが、個人的には如何にも玄人っぽいジャケ写イメージとのバランスは崩れていないと思っております。

ちなみに、この「涙こがして」も後に内山田洋とクールファイブがリメイクレコーディングしており、またゴールデン・ヴェールとしての「命こがして」との曲タイトルの共通感も含めて、なかなか気になる流れがあるんですが、件のゴールデン・ヴェール盤の発売が昭和42(1967)年4月、そして由木まなみ名義の掲載盤が同年6月とされていますから、ほとんど同時期に活動していたわけで、果たしてライブギグ等々では、どっちで歌っていたのか!?

思わずタイムマシンにお願いしたくなっちまいますねぇ~~ (^^)

ということで、やっぱり本日も昭和歌謡曲の面白さを再認識という拙稿、毎度の事で皆様には飽きられているとは思いますが、サイケおやじとしては、訪れてくださる皆様のご厚情に深く感謝しております <(_ _)>

これからも、よろしくお願いいたします <(_ _)>

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