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朝日新聞 「21の提言」について その4  ‥千里眼‥

2007年05月17日 02時21分21秒 | Weblog
 以前に、保守系論客の論文や著作を分析・批判してたシリーズ「保守系論客の歴史欺瞞・偽造を切る」を投稿してきた。その過程で、「では、彼等の唱える日本の在り方についての主張」に対して、私自身はどう「日本のありよう」をどう主張するのか、という問いを自からに投げかけてきた。イメージとしては、ある程度まとまってきたが、まだきちんと文章化するにはいたっていなかった。

 そうしたなかで、今回の朝日の「21の社説」を読んだのだ。それが、驚くほど私のイメージと一致していたのだ。

 私のイメージを一言で言えば、次のとおりである。「世界の人々から信頼され、尊敬される国になること、それが最大の日本の安全保障でなる」。「憲法9条を堅持し、世界各地の紛争解決に努力し、各地の民族の抱える困難解決に誠意を持って協力する国になること」。

 この私のイメージの裏には、ノルウェーの世界平和に対する取り組みが下敷きとしてあったことは確かである。ノルウェー政府の努力で、イスラエルの故ラビン首相とこれも故人となったパレスチナのアラファトの間でオスロ合意が結ばれ、パレスチナ自治政府が組織された。また、昨年には、インドネシア政府とアチェ州独立運動の代表が、合意を結び長い紛争が解決したのもノルウェーの努力であった。今また、コソボ紛争解決のため、ノルウェー元大統領が国連特命大使の資格で、現地で努力している。このような国際紛争解決には9条を持つ日本は有利な資格を持っているのに、とかねがね私は考えていたのだ。

 今回の朝日新聞の「21の社説」では、「地球貢献国家」という耳慣れない概念で、日本のありようを規定している。その基本的構想と私のイメージは基本的部分で重なりあっているのだ。
 
 日米安保条約と自衛隊の問題については、そのありようについては、私はなかなか考えをまとめることはできなかったのだが。
                            次に続く
コメント (4)
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