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浦和に高原直泰が復帰! 日本が強くなる!  文科系

2008年01月05日 17時37分38秒 | スポーツ
浦和レッズに高原直泰が戻って来ることが決まりました。彼がどのくらい野心的で、苦労を重ね、凄い体験と蓄積と功績とを持った人物かを紹介し、合わせて、来年の日本リーグやジャパンがどれぐらい面白くなるかを予告してみます。
初めに言っておきますが、彼に匹敵する日本選手は、間違いなく中田英寿、中村俊輔だけです。しかも彼は日本人が苦手なFW!!

彼は、高卒で入った全盛期のジュビロ磐田にて、あの中山雅史を見ながら育ちました。全盛期磐田とは、どれぐらい強かったか。例えば今年浦和が勝ち取って有名になったアジアクラブカップを98~99年と2回も取ったチームです。もちろんJリーグ優勝はこれの前提。2000年前後の磐田は、Jリーグ史上最強の常勝チームと言って良いんです。ちょうど今のオシムサッカーそっくりの、玄人受けする「よく走るパスサッカー」をしていました。

彼はそのチーム全盛期の01年、弱冠21歳でもっと大きな野心を持って、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズに渡っています。「21歳にして日本の常勝チームが飽き足らず」というのが、あの中田以上です。中田も21歳にイタリアに渡ったのでした。
また、アルゼンチンのボカに目を付けたというのも凄い。マラドーナが育った世界的名門チームで、世界クラブカップも取ったことがあるチームです。ただ、21歳でボカというのはちょっと早かったか、十何ゲームかに出ただけで02年には磐田に帰ってきました。
その磐田に帰った02年度、高原はJリーグの個人賞を総なめにしています。チームも優勝してJリーグ最優秀選手。26点を取ってのリーグ得点王。この「得点王」はどれぐらい難しいものか。以降日本人でこの賞を取った選手はいないということでも分かります。これが、高原22~23歳のことでした。
それが、翌年03年にはもう、今度はドイツへ渡るのですね。ここからは、皆さん既にご存知でしょう。そして、あのオシムがすぐにこの高原に目を付けました。トルシエやジーコよりももっと彼に執着して、彼を1ゲーム見ただけですぐに、FWの大黒柱に据えたんです。流石名監督!


さて、彼の復帰で日本がまた変わります。世界でちょっと例がないほどこの十数年で急激に台頭した日本が、どう変わるでしょうか?
①浦和が、例の世界クラブカップで西欧か南米のチームを破るという可能性が出てきました。
②この浦和を負かそうと、他チームが必死になり、Jリーグのレベルが急成長するはずです。
③以上も背景となりつつ、攻撃の大黒柱・高原が常時参加することを通して、岡ちゃんのジャパンが、その攻撃が、急成長することも間違いありません。

組織的という意味で「良いFW」1人が入ることは、チームを非常に変化させるものです。全盛期の磐田が、「中山、高原の『動き出し』に合わせて『他の全選手が連動』して得点を取った」のは、有名な話。ちょうど今年のACミランがカカやインザキの動きから得点を逆算するようなチーム作りをしてきたようなものなのです。現代サッカーがそれだけ、得点が難しくなっていて、個人能力だけでは手に負えないということ。体力や瞬発力のない日本人は、特に組織的連動を伸ばさなければならないのです。こうして、高原のような「組織的連動で点を取るという側面で有能な選手」こそ、日本チーム全体を伸ばすというわけです。

来年の日本サッカー、楽しみが倍になりました。


コメント (1)
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