不破哲三に会ってきた。
という書き出しのこんな記事をみつけました。
面白かったので転載します。
前共産党委員長にしてマルクス研究家であり、往年の国会論戦の花形だ。
先週末、丹沢山麓(さんろく)(神奈川県相模原市)の私邸を訪ねると、
はたして不破はマルクスの館にいた。
不破はドイツ語とラテン語の原典を含む膨大なマルクス関係の蔵書に囲まれ、
ワープロ専用機に向かう。
この書斎から生み出されるものは幹部党員を対象とする講義録だ。
それに加筆した連載「マルクス、エンゲルス革命論研究」が、
党の理論機関誌「前衛」の8月号から始まった。
スターリンによる歪曲(わいきょく)をただすのだという。
今年78歳。委員長を退いて8年たつが、
今も党の日常の意思決定機関である常任幹部会(18人)の委員であり、
週1回の会議には必ず出る。
「山と渓谷」社から本を2冊も出した山好きだが、山行きは70歳でやめた。
今はテレビの時代劇が息抜きだ。
「天璋院篤姫(NHK大河ドラマ)ですか」と聞けば、
「篤姫はだいたい(見ます)」と論客、歯切れが悪い。
かたわらの七加子夫人(79)が「篤姫どころの騒ぎじゃない、
時代劇大好きなの、この人」。
夫人によれば、CS(通信衛星)テレビの時代劇専門チャンネルで
「暴れん坊将軍」や「剣客商売」を見る。
不破は子どものころ、小説家志望だった。
小学2年生からSFや時代小説を書き始め、作家の吉川英治に見てもらったこともある。
◇
社会経済学者の佐伯啓思(京大教授)によれば、
この1、2年、マルクスに関心をもつ学生が増えてきている(産経7月31日)。
書店では「資本論」の解説本や新自由主義に対する批判本が売れている。
佐伯の結論は、いまさら「マルクスに回帰してどうなるものでもない」である。
不破はもちろん逆だ。
ただし、暴走する資本主義の矛盾から目をそむけてはならないという問題意識は
共通している。
資本主義の暴走をどうコントロールするか。
その点を聞くと、不破は経済史を縦横に引いて答えてくれたが、
私の理解の及ぶところではなかった。
◇
以下、政治向きの話。
以下は略します。興味のある方は毎日新聞をどうぞ。
とても面白い記事でした。
という書き出しのこんな記事をみつけました。
面白かったので転載します。
前共産党委員長にしてマルクス研究家であり、往年の国会論戦の花形だ。
先週末、丹沢山麓(さんろく)(神奈川県相模原市)の私邸を訪ねると、
はたして不破はマルクスの館にいた。
不破はドイツ語とラテン語の原典を含む膨大なマルクス関係の蔵書に囲まれ、
ワープロ専用機に向かう。
この書斎から生み出されるものは幹部党員を対象とする講義録だ。
それに加筆した連載「マルクス、エンゲルス革命論研究」が、
党の理論機関誌「前衛」の8月号から始まった。
スターリンによる歪曲(わいきょく)をただすのだという。
今年78歳。委員長を退いて8年たつが、
今も党の日常の意思決定機関である常任幹部会(18人)の委員であり、
週1回の会議には必ず出る。
「山と渓谷」社から本を2冊も出した山好きだが、山行きは70歳でやめた。
今はテレビの時代劇が息抜きだ。
「天璋院篤姫(NHK大河ドラマ)ですか」と聞けば、
「篤姫はだいたい(見ます)」と論客、歯切れが悪い。
かたわらの七加子夫人(79)が「篤姫どころの騒ぎじゃない、
時代劇大好きなの、この人」。
夫人によれば、CS(通信衛星)テレビの時代劇専門チャンネルで
「暴れん坊将軍」や「剣客商売」を見る。
不破は子どものころ、小説家志望だった。
小学2年生からSFや時代小説を書き始め、作家の吉川英治に見てもらったこともある。
◇
社会経済学者の佐伯啓思(京大教授)によれば、
この1、2年、マルクスに関心をもつ学生が増えてきている(産経7月31日)。
書店では「資本論」の解説本や新自由主義に対する批判本が売れている。
佐伯の結論は、いまさら「マルクスに回帰してどうなるものでもない」である。
不破はもちろん逆だ。
ただし、暴走する資本主義の矛盾から目をそむけてはならないという問題意識は
共通している。
資本主義の暴走をどうコントロールするか。
その点を聞くと、不破は経済史を縦横に引いて答えてくれたが、
私の理解の及ぶところではなかった。
◇
以下、政治向きの話。
以下は略します。興味のある方は毎日新聞をどうぞ。
とても面白い記事でした。