九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

オリンピック的転換・・憲法9条      鈴木邦男

2008年08月23日 00時46分55秒 | 国内政治・経済・社会問題
オリンピックは政治を離れて、競技を通じ世界の人々が知り合い、平和的に仲良くすることだ。それと同時に、「殺し合いの道具」を「スポーツの道具」に変えてきた場だ。9条の精神と同じだ。だからよく聞いてほしい。

 オリンピック競技は、ほとんどが元々は「殺しのテクニック」だった。戦争の技術だった。少なくとも初期の競技はそうだ。だって「槍投げ」とか「砲丸投げ」なんて、そうだろう。実際に、人間を殺す技術だった。だからといって、藁人形をつくって、心臓に槍が命中するのを競うのでは残酷だ。だから、どこまで長く投げられるかだけを競っている。棒高跳びだって、城壁を飛び越えるための技術だ。マラソンは闘いの伝令だ。すべては「戦争の技術」だ。ボクシング、レスリング、柔道も、敵を制圧する為の「闘いの技術」だった。 それを、スポーツにし、「平和の祭典」に入れる。素晴らしい。発想の転換だ。

 国家には軍隊が必要だ。戦争も必要だ。それしか国家間の争いを解決する方法はない・・・そう思っている人々が多い。日本だけが9条を持つ。その「常識」を変えた。9条はオリンピックの精神なんだ。

★マガジン9条「鈴木邦男の愛国問答」より

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする