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<毎日世論調査>内閣支持21%に激減!何故解散とならぬ?

2008年12月07日 23時44分21秒 | Weblog
12月7日22時20分配信 毎日新聞

麻生内閣の支持率の推移

 毎日新聞は6、7の両日、電話による全国世論調査を実施した。麻生内閣の支持率は21%で10月の前回調査から15ポイント下落、不支持率は17ポイント増の58%だった。「麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいと思うか」という質問への回答は、麻生首相が21ポイント減の19%、小沢氏が3ポイント増の21%で両者が初めて逆転。「選挙の顔」と「党首力」を期待されて就任した首相が今後、厳しい政権運営を迫られるのは必至の情勢となった。

 ◇失言、政策迷走…不支持は58%に 

 内閣支持率21%は安倍政権最低の07年8月調査の22%を下回る数字。自民党が大敗した参院選直後の調査で、安倍晋三元首相は1カ月余後に退陣を表明した。また福田政権下の08年5月の18%、6月の21%、7月の22%と同水準となった。

 支持理由は「首相の指導力に期待できるから」が前回調査比14ポイント減の19%。不支持理由も「首相の指導力に期待できないから」が14ポイント増の27%となり、政策決定を巡る政権の「迷走」や首相の失言などが支持激減に影響したとみられる。

 首相の不用意な発言や漢字の読み間違いへの評価は「首相の資質を疑う」が48%で「目くじらを立てるほどのことではない」の42%を上回った。

 どちらが首相にふさわしいかは「どちらもふさわしくない」が14ポイント増の54%。9月は麻生首相42%、小沢氏19%、10月は麻生首相40%、小沢氏18%だったことから、麻生首相と答えた層が「どちらもふさわしくない」という回答に流れたことがうかがえる。

 一方、定額給付金への評価は「評価しない」が70%で「評価する」の21%を圧倒。政府が08年度第2次補正予算案提出を09年1月召集の通常国会に先送りしたことも「支持しない」61%、「支持する」24%で麻生内閣が政策的にも支持を集めていないことが浮かんだ。【坂口裕彦】

 【調査の方法】 6、7日の2日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で調査。有権者のいる1615世帯から、1031人の回答を得た。回答率は64%。


★毎日の世論調査を見て「さもありなん」と思った・
 絶好のチャンスですが。民主党など野党に自公を解散に追い込めないのは、経済最優先の国民感情でしょうか?
 教えてください。   (ネット虫)
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ちょっとね? ファシズム?   落石

2008年12月07日 10時14分30秒 | Weblog
コメント欄でのファシズム論議、案外大切と思い
本論に載せました。

ファシズムとは?ということで文科系さんは
こう述べています。

 さて、ぼくは典型的なファシズムの思想だと思いますね。
 その理由は以下です。
 民主主義を衆愚政治と言い切り、少数の人によるのでもよいからとにかく
 「国の団結」こそ全てとする思想はファシズムでしょう。
 しかも、そのように語る舞台であるこの世界を「常時戦場」と見ている。

これで、ファシズムと言ってしまったら、
ちょっと言いすぎではないでしょうか?

あるいは、これはファシズムなのか?




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中日新聞の社説    落石

2008年12月07日 10時03分18秒 | Weblog
中日新聞12月7日の社説がとても良いと思いますので、転載します。

  


◎人権としての脱貧困

 努力しても人間らしく生きられない人たちを放置するのは許されません。
経済危機でより深刻化する貧困や不安を「人権問題」として考えましょう。

 スーパーのレジの前で数十円の予算超過に悩み、財布をのぞき込む
お年寄りが増えたそうです。ベテラン店員の観察です。
 犯罪白書によると、社会的孤立や経済的不安を抱えた高齢受刑者が増えました。
空腹から食品の万引きを繰り返し、刑務所に入ってホッとする人もいるそうです。

 二十年前から続く博報堂生活総合研究所の生活定点調査では、
今年は「安定した暮らしがほしい」「食費を節約したい」人が
いずれも過去最高の四四%でした。 


 非正社員が利益に貢献

 「割安感がある」と高級ホテルのバーに通う麻生太郎首相には、
こうした不安、貧困は理解できないのではないでしょうか。
 働いても人間らしい生活を営むに足る収入を得られない
ワーキングプアと呼ばれる人が、若者を中心に急増し、
年収二百万円以下の民間労働者は一千万人を超えています。
自殺者は十年連続で三万人を超え、昨年の自殺者のうち七千三百人は
経済苦が一因でした。

 小泉改革の結果、雇用の調整弁として派遣労働など
低い賃金の非正規雇用への転換が急激に進められ、
不安定な雇用による低賃金労働が広がりました。
いまや非正規雇用の労働者は二千万人近く、全雇用労働者の三五%以上です。

 安く使え、いらなくなればいつでも切り捨てられる、
これら非正社員の貢献で多くの企業が巨額の利益を上げてきました。
 しかし、厚生労働省の「働き方の多様化に関する調査」では、
派遣労働者の半数が正社員としての安定した雇用を求めています。
自ら好き好んで“ハケン”をしているのではないのです。


 人間らしく生きる権利

 こうした人々の生活を支えるべき社会保障制度は
自己負担の増加と給付の削減が続いて十分機能せず、
「貧困の連鎖」現象さえ生まれつつあります。
生活を維持できるだけの収入を得られなくても救済されず、
蓄えや家族、住まいなどを次々失って、
貧困が世代を越えて継承され拡大再生産されてゆくのです。
 このような貧困は社会の構造から生まれており、
人間が生まれながらにして有する人権を侵害していると言っていいでしょう。

 日本国憲法第一三条は、個人の尊厳を維持し、
生命、自由、幸福を追求する権利を「最大限に尊重する」と定めています。
第二七条は公正な労働条件で人間らしく働く権利を保障しています。
 第二五条では「健康で文化的な最低限度の生活」を
営む権利が保障されています。

 憲法は国民の権利と国家・政府の義務、責任を定めた法典です。
ひとには貧困から脱して人間らしく生きる権利があり、
政府にはそれを実現する責任があるのです。
 自分の努力だけでは人間として生きられない環境を改めず、
当事者の自己責任を云々するのは人権無視です。
政治としてなすべきは「施し」ではなく、権利行使を阻んでいる要因を除去して、
権利を実現できるようレールをきちんと敷くことです。

 現在の政治がこうした方向で行われているとはとうてい思えません。
実施細目を決めずに自治体に丸投げし、漂流している定額給付金がいい例です。
 場当たり的な実施で、本当に必要な人に届かないかもしれないのですから、
貧しい人の権利などは首相の眼中にないのでしょう。
 敗戦直後、占領軍の米兵が自動車から子どもたちにチョコレートを
ばらまいた光景を思い浮かべた高齢者がいるかもしれません。

 危険で過酷な労働を低賃金で強いられることが多い日雇い派遣の禁止も、
国会混乱で、いつになったら実現するのやらです。

 構造改革、自由化、多様化などをスローガンにした改革で、
極端な格差と社会的貧困が生まれました。
昨年あたりからやっと多くの目が改革の影の部分に向けられるようになったものの、
世界的な経済危機に目を奪われ、脱貧困は再び忘れ去られそうです。


 自動車など製造業界を中心に、来春までに職を失う非正規労働者は
三万人を超える見通しです。
厚生労働省は緊急対策本部を設置しましたが、
「権利実現」の視点を忘れてはなりません。


 尊厳を維持して暮らす

 すべての人が人間としての尊厳を維持しながら暮らしていけるように、
雇用と社会保障に対する一体的取り組みが求められます。
 そのためには「恩恵」としての貧困対策から「権利」としての
貧困対策への発想転換が必要です。
政治家も企業経営者もアタマを切り替えなければなりません。


    

9条を守る=憲法を守る
               
コメント (3)
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開戦記念日の俳句           まもる

2008年12月07日 00時00分56秒 | 文芸作品
★「記念日俳句」というHPがあります。    
     http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/kinenbi-home.htm
 日本記念日協会と里俳句会が共催で立ち上げているHPです。365日記念日の無い日は無いのですが、その記念日に合わせたお題で俳句の応募を募り載せています。応募の作品はそれぞれ個性的な秀句揃いです。そして、選者が鋭くも温かい講評を載せていて楽しいHPです。
 今回はその中から明後日の十二月八日の終戦記念日が近いので、この日の句会の様子を紹介させていただきます。
*****************************  

   12.8:太平洋戦争開戦記念日    寒蝉選
                 Date: 2005年12月08日 (木)
【天】  
太平洋戦争開戦記念日梵鐘の流離譚          青榧
【地】  
文箱冠水す太平洋戦争開戦記念日           中村安伸
【人】  
太平洋戦争開戦記念日 謝らぬ子を押し入れに    ほにゃらか
【佳作】 
太平洋戦争開戦記念日滅法からす鳴き         紅椿
消しゴムで消えぬペン文字太平洋戦争開戦記念日  きみえ
太平洋戦争開戦記念日馬鹿と云ふ字の難しき     百花
パールのピアス太平洋戦争開戦記念日         まなぶ 
幾万の母へ太平洋戦争開戦記念日            園を
太平洋戦争開戦記念日日米対抗餃子早喰競争    流鬢力
彼の名もジョンといった太平洋開戦記念日        雪うさぎ
【選評】
 天の句は戦争を真正面から批判するのでなく、梵鐘たちの流離譚を思い起こさせることによって却って反省を促す効果がある。梵鐘や銅像は供出されて軍艦や飛行機になり、例えば大和のように轟沈し海の藻屑となったり、例えば長門のように武装解除された後水爆実験で沈められたり・・・。
 地の句のシュールな光景もまた先の戦争への痛烈な批判となっている。文箱は日本の伝統的な文化を象徴すると見た。それが冠水するとは勿論軍艦の沈没するイメージを重ねながらアメリカ文化に染まって失われていく日本の文化の状況を言っているとも取れる。いやそのような戦後の状況と取らなくても戦争が起こることによって文化の被る軍部からの圧迫(例えば新興俳句の弾圧など)を指しているのかもしれない。実に深い句だ。
 人の句は誰にも覚えのある幼い頃叱られた思い出に戦争で負けたわが国の状態を喩えている。押入れに押し込めようとしているのはアメリカとも取れるし「謝らぬ子を」という表現からは中国とも。いずれにせよ先の戦争は子供が親に反抗するような無謀なものだったとの見方。
 佳作。「滅法」からすが鳴くとは不吉な、つまりは戦争を忌避する姿勢。「消しゴム」は拭い去りたい愚かな戦争の記憶、でも消えはしないし忘れてはならない。「馬鹿と」云う字は別に難しくもない、しかし馬鹿には自分が見えないから難しいだろうなあと、先の戦争を引き起こした馬鹿な人達への批判。「パールのピアス」は勿論真珠湾のイメージ、戦争と平和。「幾万の母へ」は流石に女性らしい思い、戦争で辛い目をするのは戦う男達ばかりではない。「日米対抗」のあほらしさ、でも戦争はもっとあほらしいのだとの穏やかな批判、このくらいの対抗戦なら人も死なず金もかからぬのに。「彼の名も」は戦争で殺されたり殺したりした何千ものジョンと、後に歌を通して戦争を批判する活動を続け凶弾に倒れたジョン・レノンという同じ名の男との対比。選外だが「太平洋戦争開戦記念日トラ三匹放つ(淡々)」の駄洒落の馬鹿馬鹿しさ。

【選者詠】
  太平洋戦争開戦記念日草鞋のやうなステーキ食ふ  寒蝉

コメント (1)
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