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「メディアの憲法報道を問う」⑩

2008年12月17日 09時28分01秒 | Weblog
東海放送人九条の会 2周年記念講演。
「メディアの憲法報道を問う」
(飯室勝彦中京大学教授)のつづきです。(落石)


改憲報道を考える

憲法調査会で憲法改正の論議が盛んになりまして、
最終的に自民党の改憲草案が出てきます。2005年です。
改憲草案という名前に騙されてはいけないと僕は思っています。
改憲なら今の憲法の悪いところを直すんだから悪いことじゃないと
思うんだけども、自民党が作ったのは新憲法草案なんです。
新しい憲法作ろうという草案なんです。
そのことで新聞もいろんな社説とか記事のなかで論評したり、
批評したり、主張をしたりしてきてるんですが、
そのことについて私が感じていることを若干お話しておきたいと思います。

まず、読売、産経の突出ということです。
産経新聞と読売新聞の意見と他の新聞の意見が食い違うということを捉えて、
日本のジャーナリズムの分裂という批評をする人がいます。
私は分裂とは思っていません。
分裂とは対等関係、あるいは対等な力で分かれていると
いう状態なんでしょうけども、
あれは分裂ではなくて、読売と産経が突出してるという
言い方が正しいのではないか。
部数を全部併せますと読売と産経を併せてもおそらく
日本の新聞の総発行部数の四分の一ぐらいだろうと思うんです。
中日も含めた残りの新聞が四分の三です。
この中に積極的な憲法改正論の新聞はない、と思います。
むしろ、憲法改正には慎重であるべきだ、という新聞が
中日新聞も含めてほとんどだと思うんです。

                     つづく

コメント (3)
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