九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

今夜のゲームに、こんなメールを  文科系 

2008年12月25日 13時29分35秒 | スポーツ
今夜の天皇杯準々決勝・グランパス・ガンバ戦で、若い友人からこんなメールが来ました。これと、僕の返事を載せます。

友人 「先日のG大阪対マンU戦以上に楽しみです。今年最後のNAS(僕らのスポーツジムのことです)長距離水泳練習会が19時からあるので、腰を据えて観戦できるのは後半からですよ。揚げ調子のガンバをストイコはどう崩し、攻め上がり、得点するか、時節度のための大切な試合です、面白そうですね。」

僕 『これは本当に特別なゲーム。その特別さは僕らのブログにも書きましたけれど。
ガンバは確実に世界から学んだと思います。マンUと互角で、パチューカには「こんな『足下だけで繋ぐチーム』に点を取られるわけがない」とやってるなと感じました。あの戦略眼に秀でているアジアMVP・遠藤がいるのですから。学んだことは多分2点。一つは「攻めの鋭さ」、ここぞという時の連動的な鋭さですね。もう一つはその裏返しとして、「敵が『ここぞ』で来たときの守り方」だと思います。攻守・連動の緩急と言えばよいのでしょうね。それ以外の時の「手の抜き方」も含めてね。あの山崎は怖い。きっと遠藤が「いけーっ!」と言うのでしょうが。いや、言わなくても分かるようになっているかな。
対するグラは小川と玉田。ダントツの新人王とジャパンのワントップエースですね。「違いを作れる選手」のはずなんです。小川は、かって日本にいなかったようなMFに確実に育っていて、レギュラー1年が終わった今も当然、急成長中。今期生じた宿題をいまやってるはず。それが今日のゲームまでにかなり間に合っているかどうかということを、考えているんですよ。再三ブログに書きましたがとにかく、あんなジェラードかランパードのような選手、日本にはいませんでした。日本のFWの誰よりもシュートが上手いんじゃないかな。FWにしないのは、もっと大事な中盤の組織の柱でもあるから、できないんでしょうね。ここがジェラード、ランパードと一緒なんだと思うんですね。あーそう言えばピクシーもそういう選手だったか。

こういう楽しみ、見所を設定していますから、とにかくちょっと歴史的な何かが生まれるようにすら思うんです。それがどっちにでるかで勝敗が決まり、その特徴が歴史的な天皇杯優勝を彩ることになると思っています。円熟の組織者・遠藤か、日本のジェラード出現か。面白いでしょう? グラ、小川の成長がまだちょっと届かないかと思っていますが。』
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「メディアの憲法報道を問う」⑰

2008年12月25日 09時52分05秒 | Weblog
東海放送人九条の会 2周年記念講演。
「メディアの憲法報道を問う」⑰
(飯室勝彦中京大学教授)の続きです。(落石)


「風」の怖さと脆さ

冒頭で私は風がまた吹くかも知れないと申しました。
憲法に関する基本的な流れは変わっていないと思います。
国会がああいう状況になっちゃいましたから、
改憲論というのは一見鳴りをひそめているように見えますが、
構成員は替わっていません。
民主党のなかだって、まぁ小選挙区制になって自民党に席がないから
民主党から出るという人たちがいっぱいいるわけですから。
そうすると、護憲の政治的な陣営ががっちりしているということも云えない。

他の政党を見ましても、公明党は憲法擁護と言ってますが、
与党から離れないということがむしろ至上命題ですね。
そうしますと、公明党が身体を張って最後まで改憲を阻止するかって
言われるとなかなか難しい場面があるかもしれない。
民主党はさっき言ったような状態ですし、
それから、社民党、共産党はあまりにも非力すぎて、
みんなが社民党候補に投票して、あるいは共産党候補に投票して
議席を増やせば別ですけども、現状ではどうも防波堤にはなりそうもない、
という状況です。

もうひとつ気になるのは財界が自信をつけてきている、と云うことですね。
この前の衆議院選で、トヨタ自動車の首脳は初めて
公然と自民党の応援をしました。
それまでトヨタ自動車はあまり自民党の応援をしなかったですよね。
で、その後の経済改革で財界の言う通りにいろいろ改革してきており
財界自身も政治に対して口出しすることの面白み、
実益を感じていることがあると思うんです。
そうしますと、決して流れは変わってないし、
僕には、風が吹けばどうなるか判らないという危機感はあります。

ベタ記事から見えてくるもの

もう一つありました。
今年の5月21日、ある新聞にベタ記事が載りました。
衆議院と参議院にさきほど申し上げたように憲法審査会を作ることになりました。
国民投票法が成立して、憲法審査会をつくることになったけれども、
未だに審査会の規則も出来てない、審査会の委員も決まってない、
という状況のときに、衆議院と参議院の議員運営委員長が、
自民党と民主党に早く審査会の規則を作って委員会を発足させろ
という申し入れをしたというベタ記事です。
衆議院の委員長は自民党ですが、参議院の委員長は民主党なんです。
自民党と民主党が揃って、審査会を早く作って憲法の議論を出来るように
設定しろ、って言ってるんです。
そうすると、民主党が防波堤になるということもあり得ないんではないか、
という気がしておりまして、警戒する必要があると思っています。

記者38年の経歴から若干みなさんに秘訣をお漏らしすると、
新聞はベタ記事が大事なんです。
今云ったようなベタ記事のなかに、もの凄く重要なことが
入ってることがあるんです。
そのベタ記事を憶えてたら何年か後に、
「おっ、あの時に書いてあった」というような
大ニュースに結びつくことがあります。

私どもの大先輩の佐藤毅さんという中日新聞の編集局長をやって、
ドラゴンズの社長をやった人は、「ベタ記事恐るべし」という本を書きましたが、
確かに何年か前のベタ記事が今のトップ記事に結びついてるって
ケースがいっぱいあります。
ひょっとしたら、憲法問題もこの自民党と民主党の委員長の申し入れが、
ウワァー、あれが生きてきたんだ、
なんてことになるかもしれないという感じがしています。

                      つづく

 
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